女ひとり寿司 (幻冬舎文庫 ゆ 3-1)
女ひとり寿司 (幻冬舎文庫 ゆ 3-1) / 感想・レビュー
ゆか
女1人で寿司って、もしかして食べ物屋さんの中でも一番敷居が高いのでは❓と思ってた著者がケンカを売るかのような、有名高級寿司店に行きまくる本書。私には出来ない事なので、読んでいて楽しかった。で、読み終わった後、お寿司が食べたくなる(笑)有名店の名前をそのまま出してるのもいい。高級寿司屋さんってその雰囲気だけで気後れする私、ウニやイクラの高級食材はほぼ苦手な残念な私には回転寿司で充分です(笑)
2017/02/24
怜
(主に東京の名店)寿司屋に女性ひとりで入店する。というシンプルな雑誌連載をまとめたもの。限られた枚数で寿司屋そのもののみならず、カウンター席に於ける人間観察の妙、テンポのよさに舌を巻く。寿司をめぐるひとや職人、味だけでなくその「店」そのものをリポートするよう。(表現が40代後半以降の年齢層にわかるように書いてあるのは、湯山さんの年齢かはたまた、掲載雑誌の関係か)読みおわると寿司が、いや人間観察したくなる。解説で上野千鶴子はこの本を立派なフェミ本と表現したが、立派は社会学の本とも言える。
2015/01/20
としちゃん
旅や冒険は遠くに移動しなくても日常に転がっていて、女ひとり寿司はその最たるものだと豪語する湯山玲子女史による女ひとり寿司の体験エッセイ。その内容は、寿司の雰囲気がどーのこーの、ネタの味がどーのこーのという、おきまりのグルメネタで終わらせない。曰く、現代における寿司空間の特殊性を面白がり、そこで醸し出される事象を観察する文化学習なのだそう。それにしても、訪れている高級寿司店の名前だけでビビってしまう私。ここに一人で乗り込めること自体が凄すぎる。取り敢えず近所の駅前寿司店からスタートしてみようかな。
2016/05/02
ミエル
軽く読めるので、時間つぶしにおすすめ。以前も著者のクラブカルチャー、他を読んで、世代の違いに驚嘆(というのは大げさだけど)したが、相変わらず文章はおもしろい。クラブからおひとり様へとテーマが変わっても同様、やっぱり違和感あり。(こちらは、しみったれたカジュアルなクラブしか知らない世代)バブル臭漂う価値観て、どうしても昭和の匂いがして苦手だったが、年を取ったのかそれはそれでありじゃないかと思えるようになった。生きてきた世代の匂いがするのは当然、たぶん自分の道を先に行く先輩の生き様を見せていただいた気がした。
2014/11/18
だーぼう
ミシュランの覆面調査員より警戒されていたりして。こんな突撃レポート、今まで読んだことない!ブログに感想を書きました。
2011/11/30
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