愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫 つ 1-8)
愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫 つ 1-8) / 感想・レビュー
sakap1173
「サヨナライツカ」を読了したので、辻さんの作品を。 日本人の彼と韓国人の彼女の若くて無敵な恋の終焉と7年越しの邂逅のおはなし。 辻さんらしく切なくて、でも希望に満ちた作品でした。
2022/04/04
きんばら いつき
異国での孤独の深さ、背景が違う者との理解の難しさといったところが深く描かれているのはいい。個人的には紅が消えたあと、カンナの存在がいかに潤吾の支えになっていたかという描写が心に刺さった。恋人でもないが、仕事でも私生活でも最も身近にいた異性。しかも、自分の辛いときに寄り添ってくれて、自分の夢の道筋をつけてくれた人・・・。カンナを拒絶した際、「この人をこんな目にあわせる権利など僕にはない」という心情は、いかに目の前の女性が複雑で重要な存在かを表しているのではないか。男と女は「恋愛」だけでは割り切れない
2022/12/17
まゆこ*
理解すること、、その人と同じ立場にたって、同じ目線で物事をみないと理解なんてできるはずがない。日本と韓国には大きな壁があるけれど、それを具体的に大きな視点で描いてはいないけれど一番身近な問題として考えさせられるような内容でした。言葉にすることの強さと弱さ。理解することとは。
2014/11/23
sssakura
薦められて読んでみたら、切なくて、でも清々しくて、とっても良かったです。尹東柱さんの詩ももっと読んでみたくなりました。最後が特に好き。運転手さんと一緒でビックリしましたが。私も誰かに薦めよう♪
2015/07/20
夢子
韓国の女性と、日本の男性の恋愛。お互いの誤解を解くのに7年かかっても2人の結ばれるのか?韓国の作家コンジュンとのコラボレーションなのにコンさんの方は絶版になっていて、探さないと読めないし、結末もわかりません。
2024/01/01
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