早春恋小路上ル (幻冬舎文庫 こ 22-2)
早春恋小路上ル (幻冬舎文庫 こ 22-2) / 感想・レビュー
90ac
初読み作家さんです。ここで名前を見かけたので手に取りました。初期の「それでも元気な私」の改題作品ということです。裏表紙に「自伝的」小説と書いてありましたが、自伝そのもののようですね。小説という感じはしませんでした。小説家としてデビューした小手鞠さんのスタート地点の作品と言えるものなのかもしれません。自分とあまり年が変わらないので時代背景などよく分かります。作品に登場する、増田さんやコックの田中さんは他の作品でも登場するようですので、受賞作など読んで見たいと思います。
2016/10/18
アメフトファン
初読みの作家さん。京都が舞台という理由で手に取りました。岡山から同志社大に入学してから思文閣出版、塾の先生を経て作家になるまでの作者の半生記。70年代、80年代を一生懸命生きて、傷つきそしてまた立ち上がった半生が綴られています。月並みですが、その時悩んで苦しんだ事って必ずその後の人生に生きるのだなとこの本を読んで思いました。作者の人生が詰まった他の作品も読んでみたいです。
2015/04/06
Pure
作者の自伝的青春小説。エッセイのようにあっさり読めて楽しい本でした。離婚などもあり、当事者であるご本人は楽しくないでしょうけど、読者はお気楽に楽しませていただきました(笑)。セクハラ、ウーマンリブ等々世の中が変わっていく時代の中で成長する作者にエールを送りたい。女であることだけで生き難い時代が描かれている。頑張れ!続編希望!
2017/02/15
coco夏ko10角
著者の自伝的青春小説。恋愛もだけど、色んな仕事を経験してるんだなぁ。添削のバイトが特に面白かった、これでお仕事小説とか書いて欲しい。著者作品に登場する人物のモデルも出てきたりして、そういうのも面白かった。あと京都の雰囲気がいい。
2015/03/12
@
小手鞠さんの自伝的小説。なんとなく小手鞠さんが小説家になるまでの道筋や、人生なんかが見えてきて、前よりも小手鞠さんに近付いた気がします。名前の感じから、フワフワしていてお花が似合うような女性だと思っていましたが、すごくしっかりしていて自分の足で自分の人生を歩んでる姿がかっこ良かったです。恋をしたり仕事をしたり、仕事先が潰れたり離婚したり、人生山あり谷あり。でもなんだかんだ、きっと気持ち次第で幸せは訪れるのかな。自分のほしいもの、それにすんなり答えれるようじゃ人生面白くないのもしれない。
2015/08/04
感想・レビューをもっと見る