オンリ-・イエスタディ (幻冬舎文庫 い 2-10)
オンリ-・イエスタディ (幻冬舎文庫 い 2-10) / 感想・レビュー
yamomappi
石原慎太郎の友達の伝説を聞けるが、大物ばかりで凄すぎる。逆にいえば、どんな人物が大成するかが石原の実体験から分かるので、若いうちに読めば人生の勉強になる。この本でキャリアを決めたと言っていい。
choku_tn
『わが人生の時の人々』(文藝春秋)を簡単にした雰囲気の交友録。若干あっさり系ながら田中角栄、渡辺美智雄、森繁久彌、ジョージ川口、見城徹、五島昇、渡邉恒雄といったひと癖ある人達の断面を鮮やかに浮かび上がらせる手並みは流石。田中元首相に対する評価は日中航空協定を巡る問題や度を越した金権体質以外は後のベストセラー『天才』以前から好意的だったと分かる。超有名人以外の実業界の仕事師や筆者の友人のヨットマンを織り交ぜているのが面白い。ジャズが似合う1冊。
やっちゃん
昭和を代表する大スター石原裕次郎さんって本当に都知事の弟さんなんだなあって改めて思った。本書は数々の大物人物との思い出話に終始していますが、本当に豪快なエピソードばかりで、自分も追体験しているような贅沢な気持ちになりました。15章のヨット仲間との話では石原さんのまさに青春時代を垣間見たようで、なんともノスタルジックで感動しました。何かに熱中出来る趣味を持つっていい事だなあ。まさに、石原さんの「イット・ワズ・オンリー・イエスタディ」で、今日の石原節の根底にあるのだなあと思った。感慨深いです。
2012/04/22
gotomoon18
☆☆
2015/12/09
ラス太
本日、著者が都知事を辞任するというタイミングで本書を読み終えた。若い頃から世に出て活躍していただけに交友関係は政財界や芸能界と幅広く、遊び方もこれぞブルジョワジーとばかりにヨットにゴルフにテニス、ジャズに演劇と田舎の貧乏人の私には羨ましい限り。年寄りの武勇伝もしくは懐古趣味的な内容ではあるけれど、ここまで突き抜けられたらいっそ清々しい。さて、国政にその知見を生かして欲しいとエールを込め80点。
2012/10/25
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