ペンギンと青空スキップ: 糸通信3 (幻冬舎文庫 お 34-4)
ペンギンと青空スキップ: 糸通信3 (幻冬舎文庫 お 34-4) / 感想・レビュー
SJW
小川さんのブログ「糸通信」を加筆、修正したもので、読書メーターの「つぶやき」を読んでいるよう。今回は、一歩外に出れば素敵な出会いが待っている楽しい気分を綴った日記エッセイ。富士山に挑戦するのに直前に金時山を登っただけとか無謀な話とか、鉄欠乏性貧血のために特殊なジュースを飲んだりとか、色々とアドバイスできたのにと思った。富士山に登るなら、長距離(10~20km)ウォーキングできるようにしたり、3ヶ月ぐらいかけて5つぐらいの山を登らないときつい。また、鉄欠乏性貧血には鉄鍋や鉄卵を使って料理すれば十分なのに!
2019/03/29
hiro
小川さんの作品で読んだことあるのは、映画を先に観た『食堂かたつむり』だけだが、新古書店の100円コーナーでこの小川さんのブログ『糸通信』に掲載されたエッセイを見つけ、気分転換にと思って購入した。読み出すと、書かれていることに「そうそう」と共感することが多く、読後にほのぼのとした気持ちにしてくれたエッセイだった。まずは、この本のなかで紹介されていた『横道世之介』と『奇跡のリンゴ』を読んでみようと思う。もちろん、小川さんが自信作という『ファミリーツリー』と、積読本になっている『つるかめ助産院』も読もうと思う。
2013/10/14
おくちゃん🍎柳緑花紅
今回はペンギンの登場率がかなり低いことが何だか寂しい。作家が一つの作品を世に出すときの気持ちがわが子を世に出すときの気持ちと重なった。【笑顔で背中をお見送り。縁あって手にしてくださる方、どうぞ末永くかわいがってやってください】結婚して我が家を巣立った3人の子へ、心の中でかわいがってもらうんだよ~~。かわいがってあげるんだよ~~。と声をかけた。「不幸とは、足を知らないこと。幸せとは足るを知る喜びを持つこと。」心に刻もう。
2020/03/05
優希
作家活動が忙しくなっても、エネルギーチャージは忘れない姿が良いなと思わされます。気持ちの切り替え方が上手いのですね。仕事関連とリラックスのバランスの取り方に程よい加減を感じました。
2017/12/26
のぶ
「ペンギンの台所」に続いて読んだが、本作は2作目の小説「喋々喃々」を出すあたりからの日記。全国をサイン会で回ったりして、すっかり人気作家になっていて忙しい毎日を送っていた。おいしそうな食べ物の話が載っていたり、ベルリンに旅行に行って楽しんだり、優しい文章は読んでいるこちらも癒される。薄い本ですぐに読めてしまうけれど、もっと読みたい気分にさせてくれる。本作ではペンギンの登場は控えめだったけど、しっかり小川さんを支えていました。
2017/08/22
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