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小川洋子対話集 (幻冬舎文庫 お 2-3)

小川洋子対話集 (幻冬舎文庫 お 2-3)

小川洋子対話集 (幻冬舎文庫 お 2-3)

作家
小川洋子
出版社
幻冬舎
発売日
2010-08-05
ISBN
9784344415164
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小川洋子対話集 (幻冬舎文庫 お 2-3) / 感想・レビュー

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紅香@本購入まであと9冊

大好きな小川洋子さん。その深くて静かな森を豊かに照らす星々。田辺聖子さんを始め言葉を操る魔術師たちとの対話集。。どの方も言葉と真摯的に向き合っていて興味深い。言葉は特別。スペシャルなものだと高揚する。時空を貫く光。魔法。その瞬きを少しでも浴びたくて枝葉を広げてる。特にレベッカ・ブラウンと柴田元幸さん。翻訳は目に見えない行間をもすくいとる作業。そのセンスに新鮮なものを感じた。『それに私、言葉以外に道具を持っていないんです。by 小川さん』困惑の中、さらりと放ったこの一言。素敵~♪かっこいいです(*^^*)

2014/12/20

あんこ

小川さんと各方面で活躍する方々の「対話集」。対話集というところがいいなあと思いました。クラフト・エヴィング商會が手掛けた表紙の二つの椅子のように適切な距離を持って話す姿を思い浮かべながら読みました。岸本さんとの緩い対話が楽しかったです。塔の話で「文明から取り残されて世界の淵からこぼれ落ちる寸前」という小川さんの表現が素敵でした。江夏選手や清水さんとの野球の話と数学の話も好きでした。今年はプロ野球もラジオで聞こうかと思いました。全て10年ほど前のものなのですが、小川さんと色んな方の対話をまた見てみたいです。

2014/06/09

佐島楓

表現者とは、性別や国籍が違っても重なる部分を必ず持っており、共鳴し合えるものなのだ、と人の可能性を信じたくなりました。個人的には、レベッカ・ブラウンさんの「作家とは、自分の記憶というものを信用できない存在なのかもしれませんよね」という言葉が印象に残りました。

2012/09/23

ぜんこう

小川洋子さんがあまり話をしてないのもあるなぁ、と思ったら対談じゃなく対話だったんですね。肩の力が抜けている岸本佐知子さんとの対話、あこがれの佐野元春や江夏豊との対話が良かったなぁ(僕も好きなせいもあるけど)。最後の五木寛之氏から「生きる」ということを考えさせられました・・・変えられない宿命を持って生れて、変化の可能性を持つ運命と出会うから、変化の前に生きることを辞めたらあかんわなぁ。自殺大国日本への素晴らしい提言だと思います。厚生労働省の自殺者の「数値目標」には苦笑させられましたけど(-.-;)

2014/02/06

湯飲み猫

岸本佐知子さんとの対談が! 図書館で見つけて嬉々として借りる。岸本さんは対談でもエッセイ通りの人でした。二人とも、1日にひとつのことしか出来ないということに、激しく共感、というか、安堵する。僕だけじゃなかった! そういう軽い雑談から、しっかり重たいテーマの話まで、小川さんの深さが伝わってくる対談集です。

2014/01/20

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