案外、買い物好き (幻冬舎文庫 む 1-31)
案外、買い物好き (幻冬舎文庫 む 1-31) / 感想・レビュー
団塊シニア
シリーズエッセイにあるような政治、経済、メディア批判とは違い穏やかで軽やかな買い物エッセイです。中田英寿→イタリア→スーツ、ジャケット、パンツのまとめ買いと前半はファッションに関するエッセイがほとんどでほのぼのした感じで読めます。
2013/04/30
おくりゆう
個人的には服に興味を持ち始めたのも三十路になってから、という意味では買い物に目覚めた後の楽しみや行動には共感するものがあります。 村上龍さんの人となりも伝わり、エッセイとしても軽妙で洒脱。おもしろかったです。
2017/09/10
hirokikojima0721
村上龍が自身の買い物について趣味嗜好や、これまでの体験、ファッションへの思いをまとめた内容。前半は主に中田英寿との交流を通してヨーロッパでのシャツや靴、置物などの買い物についてをまとめていて、後半はアジアや日本での買い物とそれ以外の国への旅を通して買い物やブランド品について考察を述べている内容。なんだかんだで普通に買い物を楽しんでいらっしゃるご様子。
2021/07/11
るむ
2003年~2005年頃の、村上龍さんのお買い物エッセイです。サクッと読めるし、色々な国でのお買い物の様子が見られて(知れて?)、楽しかったです。シャツ20枚とか、会計が想像の倍とか、笑いました。この時期は、「半島を出よ」を執筆されていたようですね。あの作品も素晴らしかったです!!これからは「カンブリア宮殿」の衣装に目が行くと思います。
2024/04/06
桜もち 太郎
お金があるということは素敵なことです。いろいろな所に行き、そこで自分の気に入ったものを買う。おいしいものを食べながら自分の趣味に合わせて世界を渡り歩く。表題には「案外」と付きますが、かなりの「買い物好き」です。特に龍さん、イタリアのシャツに関しては変質的愛情を注いでおいでになります。執念に近いものもうかがえます。重ね重ねお金があるということは素敵なことです、といってますが「羨ましい」の一言です。要はヤッカミです。村上龍の買い物だけを取り上げたエッセイでした。
2017/06/23
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