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探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫 し 27-2)

探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫 し 27-2)

探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫 し 27-2)

作家
小路幸也
出版社
幻冬舎
発売日
2010-10-08
ISBN
9784344415492
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探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫 し 27-2) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

探偵ものといっても小路幸也氏らしい小説でした。全体をとおして家族とか地縁のあたたかい雰囲気が感じられる小説。ただ、なにかしら物足りないのは謎の真相が思ったほどではないからか? あるいは登場人物に悪人がいないからか? でもそれが小路テイスト。小説世界に一緒にいたいと思うのは私だけではないだろう。シリーズ第二弾に期待。続きを読みます。

2013/01/30

セウテス

【探偵ザンティピー】シリーズ第1弾。ニューヨークで探偵をしているザンティピーは、北海道の小さな町に嫁いだ妹サンディを訪ねる。彼は元警察官であり、映画男はつらいよで日本語を学んだ為、寅さん口調になるとは設定からして作り込んでいる。CMのせいか、私はリチャードギアを配役に、北の国からをイメージするが、温泉旅館の若女将のサンディは誰が良いのだろう。ミステリは妹が見つけた白骨の謎を解くのだが、作者らしい心温まる優しい物語である。白骨の謎を解き明かすのに程よい推理かげんであり、最後に驚きのサービスが在るのも笑える。

2020/04/27

いたろう

ニューヨークの私立探偵ザンティピーが、日本人と結婚した妹に会いに日本へ。そこで、ある謎の解明に挑むことに・・・。これは、私立探偵を主人公にしたハードボイルド小説のシリーズがまずあって、本作はその番外編と言った趣きだが、そうではなく、確かにシリーズはあるにはあるが、これがその1作目。だとすると、北海道の小平で謎解きをするのは、ニューヨークの私立探偵である必然性はあるのか。探偵は別に日本人で問題なかったのでは? 本作から始まる探偵ザンティピーのシリーズで、ニューヨークの探偵である「必然性」が分かるのだろうか?

2019/05/03

kumicom

サクサクっと読める気軽な推理小説。でも様々な人間関係が描かれていたので、全体のボリュームから見るとコンパクトながら結構な読み応えがありました。いくつか突っ込みたいところはあったけれど、みんなが幸せな結末を迎える話は大好き。寅さん風に話すザンティピーの顔は、私の頭の中でリチャードギアに変換されてました。某CMの影響。そしてそして。今回の舞台は極寒の北海道でありながらあえての夏。ザンティピーはスキーが上手いってことも最後に告げられたし、これは雪のシーズンにでもまた街の皆さんと再会できるのかしら、と期待。

2015/06/07

Norico

ニューヨークで探偵稼業を営む日本と寅さん映画をこよなく愛するザンティピーさん。可愛い妹が嫁いだ北海道の温泉で見つけた骨の正体を探るミステリー。謎解きメインでなく、心温まる人情ものって感じです。寅さんみたいな喋り方する、身長190㎝のアメリカ人って、実際会ったらすごい迫力だろうなぁ

2015/05/10

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