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天使がいた三十日 (幻冬舎文庫 し 13-15)

天使がいた三十日 (幻冬舎文庫 し 13-15)

天使がいた三十日 (幻冬舎文庫 し 13-15)

作家
新堂冬樹
出版社
幻冬舎
発売日
2010-12-01
ISBN
9784344415768
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天使がいた三十日 (幻冬舎文庫 し 13-15) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆ 動物好き、特に犬派の方にはおすすめ。全体的に切ない系でしてクリスマスあたりが読み頃ですよー。(^^;; そーいえば作中に食器を洗うシーンがあるんですが、皆さんは食べ終わった食器ってどの様に洗ってますか?食器洗い機じゃないですからね。当方、小学生の頃、家庭科の先生に食器は裏側から洗うのよ〜と教えてもらいました。そのとき理由までは聞きませんでしたが、この作品内に書いてあったんです。いや〜先が気になって止まらず最後まで一気でした。ラストは涙腺やばかったー。あり得ないけどいい話でした。これ白タイプ!

2016/12/11

りゅう☆

妻が交通事故で死んだ。作曲家日吉は彼女を失った喪失感から、全てを失い堕落した。そしてクリスマスに死ぬことを決意。だが犬のマリーがやってきた。飼い主から虐待を受けていたマリーのために生きることを決意。マリーのおかげで生活が一変。散らかり放題の部屋を片付けようとしたり、規則正しい生活を送れるようにうながすマリー。連れて行かれても何度も戻って来るマリー。だがマリーは病気で長くはない。膨れていくお腹。思い出の場所に行くマリー。最期にマリーがとった行動とは?うーん、あまりにもベタすぎる展開にある意味衝撃的でした…。

2019/01/25

はつばあば

昨日読んだ本と今日読んだ本・どちらも読み友さんの推奨本。こちらも幸せが一瞬にして消えてしまう。若い愛する妻の死が自暴自棄を生み・・マリーさんが彼を蘇らせる。そのマリーさんのお腹は腹水が溜まっていたはずなのに、何故か子犬を孕んでいた?。まさしくクリスマス物語。本の中だけじゃない。現実に生と死は紙一重。チャランポランと生きるもよし。ただ、死に際には後悔が無いように生を全うしたい

2017/01/11

えみ

死を決意したクリスマスイブに、絶望から救い出してくれたのはアイリッシュ・セターという無垢な天使。決して諦めることを許さない、強情な優しさが何もかもを失い、生きる気力を失くした一人の男に未来を与えてくれた30日の天使。とても賢く誰よりも彼を想った、その天使・マリーは悪戯好きな神様がクリスマスイブに遣わした贈り物だったのかもしれない。哀しいけれど、不幸ではないんだな…と一途な愛に身を投じた人の奇跡を目の当たりにして安堵と細やかな嫉妬を覚える。「純愛」の他に言葉が見つからない、絶望と希望が織り成す愛満ちた物語。

2023/07/19

mr.lupin

今日は犬の日(ワンワン)だとは知らずに偶然にもワンコの物語を読了した。日吉はクリスマスイブに子供を身籠っていた最愛の妻を事故で亡くしてしまった。その喪失感から人生を自暴自棄にしてしまう。そんな時マリーと言う犬に出会う。確かに天使がいたなと思える作品だった。 著者の新堂さん、白新堂、黒新堂と二つの作風があるようだが、是非とも次はもう片方の黒新堂の作品を読んでみたい。☆☆☆☆★

2019/11/01

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