家康の遺策: 関東郡代記録に止めず (幻冬舎時代小説文庫 う 8-1)

ジュール リブレ

関東郡代 伊那家に残された家康の遺訓とは？をテーマに描いたお話でした。いつの時代も世知辛い。

2015/07/18

誰かのプリン

家康から受け継いだ莫大な遺産を守る関東郡代 伊奈半左衛門。 その遺産を狙う幕府高官とは誰か。またその遺産を相続する資格のある物は誰か。 蘊蓄あり、すらすら読めて面白かったです。

2017/03/07

onasu

江戸中期、田沼意次を敵に廻し、刀も交えた攻防劇。息を尽かせぬ展開で、一気読みでした。　　関東郡代伊奈家は、その役職を代々世襲していた。その裏には、神君家康公より秘密裏に託されたものがあった。幕府の財政逼迫の折、それを知った時の権力者　田沼意次は、陰に陽に画策するも、伊奈半左衛門が防戦していく。そして、そもそもの話しは、三河の時代にまで。　　忍びも交えた戦いには、興が募りました。伊奈半左衛門の武張った中にも明晰な判断と、田沼意次の先見性と合理的な決断とが相まって、小気味よい展開になっていました。

2011/05/04

いっぺい

神君家康が残した莫大な遺産を巡って、伊奈半左衛門と田沼意次の争い。非常に現実的で最後の結末は哀愁が漂う。出来れば半左衛門と家臣団は最後まで一枚岩であって欲しかった。

2011/06/21

わたしは元気

田沼意次の執念、恐るべし。

2021/08/24