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ひとりが好きなあなたへ (幻冬舎文庫)

ひとりが好きなあなたへ (幻冬舎文庫)

ひとりが好きなあなたへ (幻冬舎文庫)

作家
銀色夏生
出版社
幻冬舎
発売日
2011-04-12
ISBN
9784344416499
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ひとりが好きなあなたへ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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やすらぎ

ひとりの時間が好きな人たちへ。書いたのに出さない手紙が増えるけど、落ち着くの。…人といて嫌な気持ちになるくらいなら、寂しさを感じていてもいい。でもずっとは駄目。弱さに強くなってしまうから。…ここは居心地がいい癒しの部屋。外の世界は厳しいし、沢山の人がいて皆それぞれなんだけど、相手の人だって人間だから、気持ちってものがあるから。それはその人のものだから。…伝えないと始まらない、伝えないと終わらない。自分を押さえつけるものを退かせて、愛するものを愛してみたら。あなたにはやさしい微笑みがあるんだから。ほら早く。

2021/10/17

青蓮

読友さんの感想より。写真詩集。「ひとりが好きなあなたへ/私も、ひとりが好きです。/人が嫌いではないけれど、ひとりが好き。/そんな私からあなたへ、/これは出さない手紙です。」10代の頃、時々読んでいた銀色夏生さん。十数年ぶりに銀色さんの作品に触れて何だか懐かしい気持ちになりました。優しく寄り添ってくれる言葉が沢山。それらは静かに瞬く星のよう。本書は少し落ち込んでいる時の処方箋。万華鏡の写真も美しく、眺めてるだけでも癒されます。

2017/01/07

人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA

題名に惹かれ手に取りました。共感出来る数行が有り良かった。詩集であり、切れたナイフのような鋭さあり!!

2013/09/15

chantal(シャンタール)

一人でいる事は嫌いではない。世の中全く自分と同じ気持ちでいてくれる人なんているわけないし、考えが違って当たり前。違う考え方の人にいくら自分の意見を納得してもらおうと思っても、そんな不毛な論争は自分も疲れるだけだと、長い人生経験で学んでもいる。それでも、とても大きな声の前に為す術なく、なんだか存在そのものまで否定されてしまったような気がして、ただただ身を竦めているしかなかった時に、私の小さは小さな声を聞き取って、励ましてくれた人たちがいる。そんな人の優しさに触れた時、一人じゃない時間の暖かさが心に染みる。

2019/09/06

ポップノア♪@読書停滞中

読友さんのおすすめ。1人でも全く寂しくないので隠れアスペルガーかもしれない私の心に幾つもの断片が刺さります。「僕の言葉はすぐにはでてこない。みんなのようにはすぐにでてこない。喉のところでいつも止まる」「鳥の気持ちはわからない。僕の気持ちもわかられない。だれの気持ちもわかるわけない」「伝えないと始まらない。伝えないと終わらない」「孤独も憧れも嫉妬も自己嫌悪も希望と同じくらい美しい」等々。私と同じような思いの人がいることに救われます。作家や芸術家は1人が好きな人多そうですよね。1人で出来る仕事に就きたいなぁ。

2021/06/05

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