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21(twenty one) (幻冬舎文庫 し 27-3)

21(twenty one) (幻冬舎文庫 し 27-3)

21(twenty one) (幻冬舎文庫 し 27-3)

作家
小路幸也
出版社
幻冬舎
発売日
2011-06-09
ISBN
9784344416796
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21(twenty one) (幻冬舎文庫 し 27-3) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★☆☆☆ 17007 21世紀に21歳になる21人のクラスメイト。その21で繋がった仲間のひとりが自ら人生にピリオドを打った。残された者達は...と続く話です。絆っていいですねー、21-21-21ゾロ目の絆みたいな。同じゾロ目で好感あるのは?6-6-6はオーメンで遠慮だし、9-9-9だと松本零士さんの銀河鉄道でしょ。よって当方は...左が7、真ん中も7、右は〜...7 、よっ!そろった!チーンジャラジャラ!7-7-7の絆は大好きです。^^;で、本作、絆の部分は好感持てましたが、辛い虚しい内容も多いです。

2017/01/22

エンブレムT

小路さんの描く世界は、優しい。たとえ、1人の青年の自殺で物語が始まろうとも。たとえ、特別な絆で結ばれていると微笑み合う者達が、ドロドロとした感情を抱え込んでいたとしても。『仲間への温かい思いを抱いたまま、明日からも生きていくため』に伝えられた嘘と暴かれた真実。・・・とてつもなく美しい顔をしていた、晶。自ら命を絶った彼のその行為はどうやったって正当化など出来ないわけだけれど、言葉を飲み込んで「そうだね」と静かに頷きたくなるようなラストは、やっぱり小路作品だからこそ味わえる優しさなのだろうと思いました。

2012/05/17

七色一味

読破。精巧な、きらきらと輝く21色が組み合わさったステンドグラス。その内の1枚が割れることで、全体に広がる構図の歪み。そしてそれぞれの色が抱え込んだ「別の色」が、絡まり合って混ざり合って、その色が、崩れかけた全体を繋ぎ止め、固く結びつけていく──。優しい、染み入るような物語。(雑感あり)

2012/08/10

Mark

同窓生の一人の自殺がきっかけであらためて旧友たちの人間模様を浮かび上がらせる、人と人の繋がりって何だろうかと思わせる。切なく哀しく、様々な感情が湧き上がる。仲間の大切さ、友情もわかるけどそれだけでは解決できない何かが残る、そんな風に感じました。

2016/04/10

♡手嶋♡

21世紀に21歳になる21人。入学の時に担任の先生が発見した中学の時の同級生達。卒業して10年後の話なんだけど、この21人の連帯感やらが凄くって、素直に友情って素晴らしいな~と思って読んでたら、後半あたりから…あれ?あれれ?みたいな!大きく言ったらがっつり友情!て感じなんだけど、その中身を細かく見ていくと複雑な絡みが。最終的には連帯罪悪感って感じだった。仕掛けにびっくり!ただ、たまにクラス名簿みて、頭整理させながらじゃないとこんがらがっちゃうけど。これ誰?ってなるし、不意にあだ名出てきたら誰ー!↓続き

2016/09/25

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