悪党たちは千里を走る (幻冬舎文庫 ぬ 1-3)
悪党たちは千里を走る (幻冬舎文庫 ぬ 1-3) / 感想・レビュー
takaC
テレビで見た『単騎千里を走る』の放送予告から連想して読みたくなったので読んだ。『単騎、、、』との関連はないよな。たぶん。きっと。光文社単行本・集英社文庫に続いて幻冬舎文庫も読んだけど、何で全部違う出版社なんだろうか?
2015/01/29
アッシュ姉
悪党になりきれない詐欺師たちが巻き込まれる誘拐劇。二時間ドラマに良さそうと思ったら、すでに連ドラになっていたとは知らなかった。コメディタッチなら『被害者は誰?』の方が面白かったけど、やはりシリアスで重たい貫井作品が読みたい。
2023/01/12
抹茶モナカ
軽快なタッチで描かれたクライム・コメディ小説。ある日、犬の誘拐を企んでいた詐欺師の所に、犬の飼い主の家の子供が自分を誘拐して、身代金を獲るように言って来る。軽快なユーモア小説なので、フンフンと読み進める事が出来た。それなりにボリュームがある本だけど、気にならない文体。物語が解決に向かうにつれ、安直になる展開も、まあ、コメディなので良くって。ユーモア小説も良いな、と思った。
2015/12/26
Rin
今まで読んできた貫井作品にはなかったコミカルで軽く、テンポのよい一冊。主人公たちは確かに悪党。犯罪を犯してきたことは間違いないのに、お人好しな性格が滲み出ている。そんな人柄や彼らの掛け合いが楽しくて、ちょっと抜けている所も好感度をあげていく。そうしてドタバタしながらも、展開の速さや個性的な登場人物たちに、ちょっと薄暗い?貫井作品が苦手な人たちも楽しめそうな内容でした。勢いよく最後まで走り抜ける。二転三転する展開も楽しい。でも、警察としての事件の結末だけが謎で、ちょっと気になりつつの読了でした。
2016/02/27
けぴ
クールなイメージの貫井さん、こんな緩いユーモラスな小説も書くんですね。誘拐の犯人当てはそれほど意外性があるわけではないですが『吾輩は猫である』のように、その場その場の面白いシーンが連なった小説でした。
2022/10/14
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