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双子の悪魔 (幻冬舎文庫)

双子の悪魔 (幻冬舎文庫)

双子の悪魔 (幻冬舎文庫)

作家
相場英雄
出版社
幻冬舎
発売日
2011-10-12
ISBN
9784344417397
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双子の悪魔 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ダイ@2019.11.2~一時休止

マネーゲームもの?。それなりに楽しめましたが、無理があるんじゃない個所もあったような・・・。

2018/09/13

dr2006

偶に個人情報の流出がニュースになるが、それが思っていた以上に「金」になっていることがわかった。あぁ怖ろしい。菊田美奈子は証券取引所詰めの新聞記者だ。ある日、老舗レストランの株式公開買い付けの情報が入り取材を始める。登場人物の出自が作品の背景に重く横たわり、徐々にタイトルの「双子」という伏線に繋がる。金融ブローカーという仕事は良く知らないが、人のギャンブル性を弄ぶ様な株の乱高下が、実は、法の抜け道に精通する悪魔のブローカーの仕業だったりするらしい。マネー犯罪を暴く経済ミステリー。難しかったけど勉強になった。

2019/12/14

ピエール

レストランチェーン・西大后のTOB騒動による株価乱高下を皮切りに、大和新聞の記者・菊田美奈子が裏で暗躍する金融ブローカーに迫って行く経済ミステリー。あまり読まないジャンルでしたが、金融関係に無知な自分としては結構勉強になりました。悪徳業者がなぜ個人情報の取得に何十万も何百万もかけるのか。クレジットの請求額から一人あたり毎月2~300円多く請求しても気付かれづらいし塵も積もれば山となるという説明にはなるほどそういうことかと驚かされました。相場さん、経済ジャーナリストだけあって説明が上手かったです。

2017/01/28

タツ フカガワ

違法な仕手戦で株価を操作し、個人情報をハッキングしては『双子の悪魔』というウィルスを仕掛けて金を得ている男の正体に、相場作品ではお馴染みの大和新聞の記者菊田美奈子が迫る経済サスペンス。前半、株式や仕手戦の説明がちょっと辛かったけれど、それを乗り越えると(?)あとは一気読み。とくに終章からエピローグは映画みたい。サウンドトラックはU2?。

2021/06/10

まつうら

つぎつぎと巻き起こる経済事件の裏に、金融ブローカーの沼島という男の影がある。細部まで張り巡らされた伏線が見事で、1回読んだだけでは全部の仕掛けを追いきれていないような気がする。そのくらい見事なミステリー作品。しかし、沼島の意識の根底にある被害者意識にはどうしても共感できない。菊田金属の太田も同じようなことを言っているが、自分には被害妄想のようにしか思えなかった。最後に沼島は、自殺に見せかけて逃走し、アンダーグラウンドな世界に潜っていったのだろうか? そしてこれは、続編を示唆する伏線なのだろうか?

2022/02/11

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