官邸崩壊 (幻冬舎文庫)
官邸崩壊 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
gonta19
2011/11/13 Amazonより届く2011/12/27〜2012/1/5今年初の読了本。単行本発刊当時から気になっていたが、文庫化されたのを機に購入。筆者自身が遺作と述べるほどの渾身の作品である。最初は政治の無能さに腹立たしい気持ちでいっぱいであったが、読み進めるに連れ、こんな政府しか作れない我々が情けなくなってきた。その国の政治は国民のレベルを映す鏡、と言われるが、結局のところ、選挙でしっかりした政治家を選んでいく必要があるのだろう。今の職場もここに書かれた官邸とそっくりな状況に陥りつつある。崩
2012/01/05
しーふぉ
以前読んだの忘れていて、また図書館から借りてしまった。第一次安倍内閣の始動から終わりまで。政治家のスキャンダルが続出し、年金問題と難問だらけ。生々しくて面白い。
2014/05/06
しーふぉ
第一次安部政権のドナバタ劇。閣僚のスキャンダルのオンパレードだったのを思い出した。政治家などの名前が実名で面白かった。
2013/05/30
うたまる
第一次安倍内閣崩壊の顚末記。友達人事、手柄の取り合い、初期対応の鈍さなど、もっともらしく解説しているが、そんなものどの内閣にだってあることで驚くに当らない。それよりも大臣人事如きをスクープと浮かれ、政治家に近づきフィクサー面し、未だに慰安婦問題の真実すら明らかにできない記者たちに幻滅することの方が多かった。彼らは散々小馬鹿にした安倍の後に文字通り痴愚たる鳩山・菅を招来させた責任を少しは感じているのだろうか。また「文庫版あとがき」で著者が世耕顔負けの自画自賛をしている文を読み、確かにそれは見苦しいと思った。
2014/05/02
bass
第一次安倍内閣の問題点を克明に記している。小泉内閣で派閥均衡人事が崩れた弊害として、身体検査が不十分となり、登用した閣僚のスキャンダルが続発。側近は功名欲しさに情報を共有しないため、結局安倍が処理すべき事案が増える。その安倍も曖昧な対応をすることで問題が悪化する。遂には安倍が体調を崩して退陣。ただ、文庫版はしがきは民主党菅内閣の311対策が、不確実なことは公表しない→はっきりしないうちは手出ししない→対応の遅れを扱い、どちらも官邸崩壊の例としている様子。両者の共通点は?
2017/05/12
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