私の夢は (幻冬舎文庫)
私の夢は (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
SJW
小川さんのいつもの短編集だが、今回は旅のエッセイがかなり多かった。モンゴル、カナダ、イタリアを2回づつの訪問、仕事だけなら大変なのでお疲れ様という感じだけれど、さすが自由業なので前後に観光をたっぷり入れられるのは羨ましい。小川さんは大自然が好きということだけれど、カナディアンロッキーに行っていないのはとても残念。星野道夫さんの本を読んでアラスカも旅してほしい。と思ったら、9月15日のエッセイに道夫さんと直子さんの事が書かれていて、二人を急に思い出し胸が熱くなった。特にバンクーバーで最高に美味しいと(続く)
2019/07/12
masa@レビューお休み中
読みはじめてすぐにあることが頭をよぎる。「よしもとばなな似ている」。『私の夢は』は日記である。しかも、他人に読ませるための日記というよりかは、備忘録的にかつ私的に書かれた日記のように思えてしまうのだ。もちろん、小川さんは公開されていることも、読者に読まれていることもわかった上で書いているはずです。モンゴル、イタリア、カナダなどなど、旅日記がたくさんでてきます。しかも、旅といってもカナダなんかは1ヶ月の長期滞在だったりするから、もはや旅ではないですよね。人、自然、料理…さまざまなものがまぶしく見えます。
2014/10/11
hiro
小川さんのエッセイは、『ペンギンと青空スキップ』に続いて2冊目。『つるかめ助産院』が出版された2010年に書かれたもの。この本のおもな内容は、旅〔(沖縄+モンゴル+カナダ+イタリア)×2+奈良+北陸+四国〕と、食べ物と、糸さんの本と、ときどきペンギン(夫)というところか。今回は取材旅行を含めて旅が多かったが、本を産む(書く)苦しみと、自分の本に対する愛情が、よくわかるエッセイでもあった。エッセイだけじゃなく、積読本になっている『つるかめ助産院』も含めて、糸さんが苦しんで書いた小説を読んでみようと思う。
2013/10/30
ゴンゾウ@新潮部
小川糸さんのエッセイを読むのは2作品名。自然に対する慈しみにあふれた等身大の生活。生命と真摯に向き合う生活。決して派手ではないがとても豊かな日常がある。「食堂かたつむり」「つるかめ助産院」が産み出された背景がとてもよくわかる。
2016/11/21
卵焼き
小川糸さんの本は、読みやすい。島巡りの話しは、小川さん自身が、心から楽しんでいるのがわかりました。「食堂かたつむり」(読了済)のエピソードもあり、あっと言う間に、読んでしまいました。
2021/12/18
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