祈る時はいつもひとり 下 (幻冬舎文庫)
祈る時はいつもひとり 下 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
文庫3分冊の3。香港へ飛んだ2人。重要な情報が得られるが、ドンパチ騒ぎもあり。まぁ、ハードボイルドやから当然だわね。そして舞台は日本へ戻り、これまでの情報を組み合わせ、真相に迫る。ホンマに悪いヤツは誰なのか?茂木とヤーさん・永倉との友情、瀬口と葉秀麗との愛、もちろん茂木と純子の愛のエピソードを挟みつつ、軽いどんでん返し。そう、最も怪しい美沙緒を巡る愛。彼女が誰を愛し、誰に愛されたのか?これが一連の事件の真相のキーとなる。そしてそして、おきまりの悲しい結末。純子の最期の言葉が残酷過ぎるわ。。。
2017/08/24
ちくまる
友達にもらって読んだ本。ハードボイルドのいいところは渋い男と必ず美人の女性が出てくること。男性が思う「隣りにいてほしい美女」ってこういう感じなんだろうな、と本の内容とは全く関係ないけど勉強になる。本の題名の意味が最後で分かるのか。。最初から悲しい終わりとは聞いていたけど。
2014/04/16
ぼうさん
この作品は違うかと思っていたがやはり白川作品だった…なんでだ!という気持ちで一杯。とはいえいい作品でした。
2016/08/18
あすなろ
うーん。死んでしまうとは、、、。確かに、白川通の作品は、結末が寂しく暗いのが多いのではあるが、、、。まるで、ひとひらの雪片のように、儚く美しい色ある文章を、ハードボイルドのなかに息づかせ、読ませる。
2014/01/16
ここは
このタイトルからイヤな予感がつきまとっていたが、まさかこんなラストでばっさり終わってしまうとは。このあと辛いな…。主人公と永倉の関係がなんだか微笑ましくて実はこの長い話の一番の清涼剤だった。
2013/10/06
感想・レビューをもっと見る