外事警察 (幻冬舎文庫)
外事警察 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
とくけんちょ
ノンストップ、インテリジェンスもの。敵組織と対立というシンプルな構造ではなく、政治的、官僚、縦社会という様々な思惑が錯綜する。その中で裏の裏の裏を読んで、国内で発生するテロ、テロリストの検挙を目指す。相手も組織、そちらの弱点を的確に攻撃してくる。場面が変わる変わる、展開も早い。濃密なアクションシーンもあり。分厚い本だが、一気読み。
2021/05/17
りょう君
主人公の肩書きが長い。警視庁外事第3課作業班班長であり警部補。分かりやすく云えば、国際テロリスト・グループの対策をする警察内部の極秘組織。この小説は現代の複雑な国際問題と警察組織の内部構造を描いた興味深い内容だ。過去にNHKドラマにもなり映画にもなったようだが、どちらも見ていない。物語は人質立てこもり事件でSAT隊員が殉職したところから始まるのだが、後半は主人公の家族や女性の内閣官房長官も絡んだ展開となり驚きだ。この作家は現代的なテロリストを問題視する注目すべき作家かも・・
2018/08/17
りずみぃ
CIAのような諜報機関がない日本で、国籍問わず女にモテて、その好意さえ諜報活動に利用するクールな日本人なんて誰が演じたら説得力あんねん?!?!と思ったら、はい。あなたでしたか。渡部篤郎。それならアリです。納得です。
2017/12/12
rubix56
☆☆☆ 6h どうしても、「ZERO」を意識してしまう。とても、おもしろいんだが、ZERO の方がストーリーに引き込まれて、わくわくした。また、読み進めている中で、映像作品にしてみれば、より面白いんではないかという考えがちらついてきた。その中で、文庫版あとがきにて、映像作品のシナリオとしてのオファーがきっかけで書き始めたとの記述があり、納得した。
2015/03/11
koba
★★★☆☆
2019/04/21
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