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いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

いのちのラブレター (幻冬舎文庫)

作家
川渕圭一
出版社
幻冬舎
発売日
2012-06-12
ISBN
9784344418677
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いのちのラブレター (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ぶんこ

拓也さんの沙緒里さんへの純愛、これは一貫していて切ない。女性の立場から読むと、沙緒里さんが誠実とは思えなくて、拓也さんを振り回しすぎるし、結婚した夫にも失礼。と、厳しい意見を書いてしまいました。

2023/10/02

いずむ

便箋に綴られた、思いを伝える言葉。忘れないで。身勝手を許して。元気でいて。どれだけキレイに飾ったって、”百文”は一見に如かず。或いは、打ち明けてしまうべきだったのかも知れない。或いは、どんな手を使ってでも引き止めるべきだったのかも知れない。けれど、あの時君を手放していなかったら、君の身勝手な思いに振り回されていなかったら、きっと君は今、こうしてボクの隣にはいなかった。美しさと温かさ、同時に感じる切なさと儚さ。その人の姿が見えなくても、その人を思い慕って、想い続ける優しい気持ち。そんな愛が、沁み入りました。

2012/06/30

ともとも

運命の悪戯、儚さ・・・ まるで、映画やドラマのような純愛、感じがしながらも、複雑な事情と恋愛と生命の物語に、思うところが沢山あって、何だか良く解らなってしまい・・・ ですが、人が生きているってことは、いろいろな事情や悩みを抱えているのかもしれませんし、それが何があっても、自分が好きになった人を、一人の人を思っていくって愛していくって素晴らしいなどということを、しみじみ思わされてしまいました。一生懸命に運命と向き合って人が生きていく、純粋に人を愛していく尊さを感じさせる1冊で良かったです。

2015/06/06

シフォン

純愛ですね。ドラマにありがちな話ではあるけど、恋愛小説、医療物好きなのでよかったかな。

2015/02/19

たくのみ

社会人から35歳で医師になった男の京都での偶然の出会い。そして、2度にわたる突然の別れ、貫く純愛。まさに、「京都の思い出を抱いて、医局の片隅で愛を叫ぶ」おはなし。医師だけあって闘病の実情や、悪性リンパ腫の予後経過が実にリアル。沙緒里さんがピュアすぎてて、こんな妖精のような女性いるわけないよね、と思いつつも、中年同士の「やけぼっくいの恋」を思わずと応援したくなるのです。そして最後は…こういう恋愛関係、私は好きです。

2014/04/27

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