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絶望ノート (幻冬舎文庫)

絶望ノート (幻冬舎文庫)

絶望ノート (幻冬舎文庫)

作家
歌野晶午
出版社
幻冬舎
発売日
2012-08-02
ISBN
9784344418981
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絶望ノート (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

最後まで作者に翻弄された一冊でした。と言うのは、最後の最後まで、何が正しい記述なの???と言う感じで、先が読めずに自分自身の感情を弄ばれた感じがして、自分自身に絶望してしまったのは事実です。でも、内容は陰湿な子どもの世界が「これでもか」と言うぐらい描かれていて、主人公の照音君のような境遇で現実の世界のある意味自己中的な考えを妄想の世界にその思いを転嫁してしまうというモンスター?が描かれていて、読んでいて背筋が凍るような思いをしましたね。ページを捲るスピードが速かったですよ。彼の今後の人生は・・・怖いです。

2018/02/11

小梅

ラストのドンデン返しが素晴らしかった。 中盤ぐらいで、この日記は内容に細工があるのかな?と思い始めたが、ラストは想像できない程の展開で、ページ数を感じさせない勢いで読了しました。 とても面白かったです。

2013/09/06

🐾Yoko Omoto🐾

歌野作品はやっぱりとんでもなく面白い。「絶望ノート」とは、主人公の少年が「自分は如何にどうしようもない親の元で不幸な境遇にあるか」、「如何に日々クラスメートから耐え難いイジメを受けているか」などを日記として切々としたため、果ては自らが作り上げた架空の神様に相手の死を願う、そんな心の叫びを綴ったノートである。『願えば人が死ぬ』このノートが巻き起こす、本人も予期せぬ数々の事件。真実はどこにあるのか、神様はいったい誰なのか、家族とは、親とはどうあるべきなのか。他力本願と責任転嫁の末に待ち受ける結末には驚愕。

2013/10/18

いしかわ

'騙された'ーーーー! 見事なミスリード。このラストを見破れる人って、いるの? テーマの'イジメ' も興味深かった。胸が痛くなるような描写も多いけど、厚さを感じさせないくらいスラスラ読めて 一日で読了。読後感は良いものではないけれど、解説での章の繋がりにも驚かされる。教師という存在を、ここまでリアルに書く作品も珍しい。この一冊で、結構ジョンレノンに詳しくなりますよね。いやぁ、久々に ラストで驚かされた。

2013/01/24

にいにい

歌野晶午さんの長編作品。長編だけど、サックリと読み進められた。さすが、歌野さん。虐め、悪徳教師、親子関係を絡め、最後は、どんでん返し。登場人物のそれぞれが、意図しない全体の進み方が、面白い。

2013/06/06

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