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なみのひとなみのいとなみ (幻冬舎文庫)

なみのひとなみのいとなみ (幻冬舎文庫)

なみのひとなみのいとなみ (幻冬舎文庫)

作家
宮田珠己
出版社
幻冬舎
発売日
2012-08-02
ISBN
9784344419070
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なみのひとなみのいとなみ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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mr.lupin

以前に読んだ宮田さんの紀行文が、面白かったからと思って手にしてみた。日常での生活の中での脱力系のエッセイ。ホントにゆる~い内容で深く何も考えることなく気軽に読了できた。特に2章目の「明日への不手際(自伝的煩悩エッセイ)」でのサラリーマン時代の話は笑えるところもあったし、また共感できる部分も多々あった。でも宮田さんはやっぱ、紀行文の方がいいな。⭐⭐★★★

2022/09/11

りつこ

サラリーマンをしていた時のエッセイが面白い。会社というのが、その仕事自体が好きではないけどやたらとがむしゃらに頑張る人で成り立っていることに驚く作者に共感。そういう献身に支えられてるんだよなぁ、会社って。好きなことじゃないから頑張れない、常に腰が引けてる状態の自分がどうにも嫌になってそこから飛び出した勇気、素晴らしいと思う。私はもうここまでいちゃったから、このままいけるとこまでいきますよ、と思いながら本を閉じた。

2018/05/11

saga

あとがきにもあるとおり紀行文ではない「なみ」のエッセイ。「恒例」や「おつかいナプキン」に自分と同期する心地よい思い。書かれていることは日常のとりとめのない事柄だけれど、こんなに面白く表現できるのは、やはり関西出身(大学も阪大だし)、小さい頃から物書きになりたいと思っていたという相乗効果なんだと思う。

2014/04/19

ホークス

第2部の「自伝的煩悩エッセイ」に苦笑した。会社員時代、なんで好きでもない事で皆そんなに頑張るのか、理解できず困ってしまう著者。夢はないのか?などと考える。人間関係オンチの自分も、クラブ活動的に仕事する同僚たちが理解できなかった。会社を村みたいに思い、家族的な人間関係を作るのが常識らしいと後に分かったが、やはり自然に混ざる事はできなかった。そんな会社文化も衰えたが、自由になった訳じゃなく、次の空気を待ってるらしく見える。しかし爺いになると、混ざれなくても言いたい事を言う様になると分かったので、もう良い。

2016/10/03

@nk

石ころ拾いのエッセイ(?)で著者を知り、すかさず他作へ手を付けた。ひたすらに面白いエッセイ集だった。まだまだ読んでいたかったが読了してしまう。例えば楽しい曲を楽器で奏でるとき、まずは演者が本当に楽しんでいなければ聴衆を楽しませることができないように、文章も音楽と同じなんだなぁと感じた。筆のノリが快活すぎる。書くことが好きなんだなぁ、と。/概ね著者のイマジネーションの塊だが、人生とは…働くとは…、といった普遍的なテーマがおもむろにあらわれて少しグッときたりもした。⇒

2020/08/31

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