衆愚の果て (幻冬舎文庫)
衆愚の果て (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
まつうら
かつて、小泉チルドレンとか小沢ガールズと呼ばれる新人議員が跋扈していたことがあったが、彼らの視点を通して、国民と国会議員の愚かさを見せつけられる作品。民主主義を制するのは数。だから、議員は数を集めるためにカネを使う。でも国民はそんな金権政治から目を背ける。そして国民が見てないことがわかると、議員は政治をおろそかにして選挙対策ばかりやっている。わかっていても、げんなりしてしまう悪循環。でも、これを打破する方法がひとつだけあって、それは議員定数を大幅に減らすこと。大場大志みたいな議員がどこかにいないだろうか?
2022/12/29
タルシル📖ヨムノスキー
高嶋哲夫さんが描く政治小説。暴走族上がりでプータローだった主人公が、たまたま見つけた政党の候補者募集に応募。合格し、比例区で当選するところから始まる物語。昔選挙の手伝いをさせられたことがあって、その当時は無所属でほとんど発言権がないのに、必死になって票を集める理由がわからなかったけど、これだけの議員特権があれば、それは多少無茶もするよね。物語の中で「ファーストフード店の店員でも政治家はできるけど、政治家にファーストフード店の店員はできない」みたいな例えがあって、妙に納得。モデルはやっぱり○村●蔵さん?
2020/07/11
しょーくん@本棚再編中
★★★★★★☆☆☆☆国会版「もしドラ」って感じですかね。出来過ぎの展開ですが、これはこれでアリな気がします。
2013/01/06
ブランドのアーメン
それなりにエンターテイメント。
小説を最初に書いた人にありがとう
政治家になるのも悪くないかなと思わせる。若い頃に読んだら勘違いしてしまいそう。 モデルは杉村泰蔵だろうか。 逆に信念のある政治家は応援したくなった。 今なら進次郎かな。ミーハーか。。
2013/03/01
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