赦されたい (幻冬舎アウトロー文庫)
赦されたい (幻冬舎アウトロー文庫) / 感想・レビュー
そのぼん
ホスピスで死を間近にした女性が主人公の物語でした。大石圭先生の作品といえばホラーのイメージが強いですが、今回は全くホラー要素のない、ひとりの女性の人生を見つめていくような作品となぅていました。どことなく優しい雰囲気で、ラストはなかなか感動的でした。
2013/02/11
Madoka.@書店員復帰を目指し中!
癌という病気をテーマに官能と鬼畜と切なさ、人間の『生』を絶妙に織り交ぜ、新境地を見出したのが今作品ではないかと思う。性描写の部分はエロいのに上品さや美しさがあり、このような文章大石圭にしか書けない気がする。最後のページは非常によかった。大石先生と奥様の生みだした渾身の一冊は儚く、美しかった。
2012/12/24
いっちゃん
末期ガンの話は興味深かったけど、無理矢理エロを絡めてこなくてもよかった気がする。交通事故で突然亡くなるのと、最後を知り、過ごすのとどちらが幸せなのだろう。まわりは、病気の方が気持ちの整理がつく気はするけど。後々、色々考える。
2014/10/14
おうさま
笑子は一体何に赦されたかったのだろう。娘だけじゃないよなぁ。おそらく自分で自分を赦したかったんだろう。赦せないのは元旦那だな。あれはナイな。最後の最後でちょっとだけ救われたが、悪感情しか残らなかった。
2014/09/06
柴胡
悲しい本だな・・・
2015/01/20
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