神様のすること (幻冬舎文庫)
神様のすること (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
優希
母親を看取るまでの時間を描いたエッセイでした。とは言え、重さはなく、時折笑ってしまいます。ただ、思ったのは人には人の生きる時間があるということ。生死は自分で決められるものではないのですね。いつか自分にも来る時間だと思うと少し切なくなりました。
2020/07/23
たくのみ
認知症になってしまった母親。介護をしながら小説家はこんな風に作品にしてしまうのか。「本能のマグマが、原始脳を覆っていた理性を吹き飛ばした」母親がとる行動と、振り回される家族たち。「種から芽生える花のように」あふれ出る思い出。年齢を重ねるとは、こういうことなのだ。
2015/03/27
ゆずぽん
平さんの介護エッセイなのかな。リアルな感情がそこかしこにあって、同じ状況にある私はそうそう、あるあると思いながら涙せずにはいられなかった。両親を「お疲れ様でした、また会いましょうね」と見送ってあげられればいいなと思った読後でした。
2015/07/14
mami
「私小説」の括りだそうですが、実際に起こった体験をつらつらと書き綴っただけのような...。でも最後の「介護した人は介護されずに死ねる」って言葉は多いに響きました。親の介護に17年を費やした私、誰の手も煩わせることなく逝きたいです。
2015/03/01
あさり
小説?親の最期に関わりながら、親の人生、自分の生き方を考える。もっと早く気付いてたらと思うけど、その時にならないとわからないことなんだとも思う。まだまだ元気だけど、年齢的には考える我が母を思い読んだ。今のうちにたくさん話をしておこう、と思った。
2015/11/16
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