殺気! (幻冬舎文庫)
殺気! (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
takaC
暑気の中で読む殺気。無駄に長すぎるところ(特に前半)を改良すればもっと面白くなるんじゃないかといつもながらに思ってしまう。
2015/08/05
ゆかり
読んでいるうちは、女子大生の日常的なストーリーだが、最後には過去の事件の真相がうまくつながり、読みごたえ感あり。
2016/06/29
ニカ
ましろの性格があんまり好きじゃなかった。特に友部に対しての対応がぞんざいで嫌な感じだった。最後もあんな事をした相手に対して、感動に持っていくのも無理があるんじゃないかな?と思ってしまった。シリアスなのかコメディなのかよく分からないストーリーなのもイマイチだった。
2024/06/23
すたこ
★★★わたし的には軽すぎた印象。爽やかな女子大生ストーリーであまり読み応えを感じなかった。でも、主人公のましろや、その周りの人たちのキャラがとても良く好印象!青春モノのようでいて、きちんとミステリーもあり、ラストで一気にまとまって気持ち良かった。
2016/07/10
きいたん
他人の「殺気」を感じる能力。主人公ましろがもつ能力だ。そしてこのましろ…20歳の女子大生なのだがとてもチャーミングな女の子だ。それは作者雫井脩介の巧さだろう。「殺気」を感じる能力、女児監禁、PTSDなどの不穏な空気と同時に描かれる女子大生の日常があまりにも普通で、ましろを身近な存在として感じさせられる。従姉妹や友人も個性的かつユニーク、さらにその会話も私達の日常のそこここにあるもので、自然と脱力してしまう。そして脱力した所に突然現れる「殺気」。そのバランスが巧い。さらっと読める日常脱力系ミステリーだった。
2019/04/08
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