7年目のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
7年目のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
mitei
続編の続編を読んだけど、つれの元気な姿を見られて良かった。そして子供が出来て、イグアナが居なくなって月日の流れも感じさせられて鬱というのは人生のホンの一時期だけのものになりつつあるもんだなと思えた。そういう事を頭に入れられるとまた鬱になりそうになっても回避しやすいし、良い事だと思う。
2019/04/14
yoshida
ツレさんが鬱になり7年。徐々に出来ることも増え、順調な回復にほっとします。この作品を紹介したかったのは、後書きのツレさんの言葉「かがくのちから」を広めたかったからです。「か」は「かっこつけない」、「が」は「がんばらない」、「く」は「くらべない」。これは私も実践しようとしてますが、なかなか難しいです。しかし、この考えに出会った事は私にとって一つの光明でした。仕事でしんどい時や、変にプライドを高くしそうな時は、この言葉を思い出します。誰かに迷惑をかけながらも、自分の人生を大事にしたいと思います。
2015/09/18
mariya926
おぉ!なんと人間の子どもも!!子育てでバタバタしていると、落ち込んでいられないというのは分かります。それと『うつ病は全体的なエネルギーの欠乏症で、他人に対する思いやりとか配慮とか想像力といったものが希薄になる。つまり、自分勝手で迷惑な人になる。暗くて無口でワガママなのだ』また『人は迷惑をかけて生きていける』も心に留めてうつの人に接していきたいと思います。出来なくなったことを克服していくには時間がかかるんですね。また機会があったら映画を観たいなと思います。
2020/05/02
海猫
シリーズ第3弾にして完結編。夫の闘病生活を描いてきたこの漫画、今回はその要素は少ない。最初の「ツレがうつになりまして。」が、有名になってからの余波を描いていく内容。夫婦でラジオやテレビに出演されたりしてたそうだ。テレビドラマや映画にもなった。映画はDVDで観たけど、ドラマは観てなかったな。一冊の本が夫婦を変転させていく様子に興味を引かれる。映像化の際、スタッフや演者と出会って、ライフスタイルに影響を受けるなど考えさせられる。ツレ氏はかなりうつを克服したようだし、伴侶や家族がいるってのは強いのね。羨ましい。
2020/09/11
じーにあす
シリーズ3作目。ツレさんはその後再発せずに穏やかに暮らしている模様。ドラマ化と映画化の話やお子さんが生まれた事がメインに。この病気は治ること、病気を隠さずにいること、支えてくれた人に感謝することを述べられている。映画化に関して、自殺を考えていた人が、生きていた甲斐があった、と思えるようになったのは良かったと思う。ツレさんは2004年に発症しているので、まだまだ偏見や誤解が多かった時代だと思う。実際、お二人は何も知らない状態から闘病生活に入っている。精神疾患に対して理解ある社会であって欲しいと望む。
2022/02/18
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