独女日記 (幻冬舎文庫)
独女日記 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
半身不随の母親を看取り、札幌で愛犬はなちゃんと暮らす藤堂志津子さんのエッセイ集。雪国で暮らす大変さ、老人介護の過酷さ、自らの老いなどに触れつつ、ヨークシャーテリアのはなちゃんとの日々が楽しそうで微笑ましい。藤堂さんの読んでいる本に北大路公子さんが出てきて妙にうれしかった。
2016/12/24
さなごん
この先はこうなるんだなあ・・・としみじみと。
2014/10/02
くらげ@
(☆☆☆)エッセイ。ヨークシャテリアのはなとの暮らしの中、時折見られる亡き犬リッキーとの思い出話。何気なく手に取りましたが、親の介護や作者自身のがんについても気になりました。
2015/10/30
なるときんとき
恋愛小説を書いている人なイメージだったので、独身は意外だと思って手に取った。若い頃に離婚経験があり、30代は華やかな恋愛をされていた模様(未婚男性からの求婚もいくつかあったとか)お母様の介護や自身の癌の通院手術も全部お一人でこなされたという過去の話にすごいなと思った。61歳でダメージジーンズを進められて「本体まるごとダメージなの」と言い返す藤堂さんかわいい。愛犬はなちゃんを可愛がる様子に、人間愛情を注げる存在がいるって大事だなあと思った。
2017/09/18
ZEPPELIN
半分は愛犬日記。手も掛かるけど、どうしようもなく可愛いという親バカぶりには共感しまくり。もう半分は著者の人生。年を取り還暦を迎えたということは、自分の周りも同様に年を取ったということ。自分でも他人でも、病気や死や老化というのは生きている以上は仕方のないことで、過度に悩まずに「前向きに諦める」とは著者の言葉。どんなに頑張っても100年すれば死ぬのが人間。立ち止まっていても時間はどんどん流れてしまう。そんな中で、はなちゃんという愛犬に出会えた著者は間違いなく幸せ者。素敵な締めにホッコリした
2014/07/19
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