あたしはビー玉 (幻冬舎文庫)
あたしはビー玉 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
mayu
あたしはビー玉。比喩じゃない。無機物だから心がないなんて言わないで。ビー玉の女の子だって人間の男の子に恋をする。そして、このビー玉がとんでもなくキュートなのだ。誰かに恋をすること。好きな人の前では可愛らしくいたい。わがままを言って嫌われたくない。好きになってくれなくてもいいからそばにいたい。でも、本当はあたしだけを見てほしい。キラキラの美しさと燃えるような気持ちに気づいてほしい。ラストは驚いたけど、これはこれで幸せなんだよね、きっと。
2020/11/28
優希
可愛くてふわふわした物語でした。出てくる人たちが皆あたたかい。主人公が比喩ではなく、まさしくビー玉なのですが、すんなり受け止めてしまいます。可愛らしさもあって、女子が好みそうな物語だと思いました。自分も物語に引き込まれ、好きだなと。
2020/07/20
優希
再読です。キラキラした青春に癒されました。タイトルのビー玉は比喩ではなく、本物のビー玉。ビー玉目線で進む物語はファンタジーではなく、真っ直ぐな女の子が体験するような恋と戸惑い。素敵です。
2022/04/04
coco夏ko10角
語り手はビー玉の女の子16歳。ビー玉の持ち主・清純と学校に行ったりバイトに行ったり…。ビー玉が見てる世界、清純への恋心、ウルトラキュート!キュート小説だった。ラストにはびっくりしたけど、そうだよね、それでもいいんだよね…。「こういう話は最後そういうもの」という考えを見事に壊してくれた。
2019/03/20
にゃんこ
初山崎ナオコーラさん♬ このタイトルを見て、何かの比喩だと思ってましたー(笑) でも、本当に「あたし」は「ビー玉」なんです! そしてそして、そのビー玉ちゃんがもうもう、めちゃくちゃ可愛い♡ ビー玉が好きになった清順(せいじゅん)も、可愛いと思う。 自分の通う高校にビー玉を連れて行って、ビー玉にせがまれるまま、紙で机と椅子を作り、そこにビー玉を座らせるなんて! 全体的にファンタジー要素満載だし、実際、分類的にはファンタジーなんだろうけど、私的には「甘酸っぱい恋物語」がピッタリな気がします(*^^*)
2013/08/30
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