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少女は夏に閉ざされる (幻冬舎文庫)

少女は夏に閉ざされる (幻冬舎文庫)

少女は夏に閉ざされる (幻冬舎文庫)

作家
彩坂美月
出版社
幻冬舎
発売日
2013-10-10
ISBN
9784344420861
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少女は夏に閉ざされる (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

グイグイと惹かれるミステリーでは無かったなと思う一冊でした。理由としては、設定は面白いと思うんだけど、いろいろなアクシデントが起こり過ぎてしまって、じっくりと読めなかった思いがありますね。作者さんの意図に反しているかもしれませんが土砂崩れからの脱出の下りの必要性は、あまり感じませんでした。女子高生の屈折した感情・思考、幽霊の噂、先生の狂気に満ちた暴走だけで充分な展開と深いミステリーが描けるんじゃないかな?と感じました。そして、女性たちの本音が複雑に入り組んでいて恐怖を感じてしまいました。男性は単純かもな。

2016/08/04

takaC

脳細胞フル稼働で読まされたような気がするが無駄づかいだった。さて気に入らないのは地名。日南市(読み不明)なんていうから宮崎県が舞台かと思ったら埼玉県だし・・・

2017/06/09

🐾Yoko Omoto🐾

初読み作家さん。「有栖川有栖氏絶賛!」の帯買い(笑)デビュー作「未成年儀式」の全面改稿。夏休みの高校女子寮で居残り組の生徒が、教師が殺人を犯す現場と大地震に遭遇するパニック系ミステリー。少女たちはそれぞれ自分の周囲の人間関係や自分の置かれている現状と過去の記憶に、不安や嫉妬、恐怖や殺意といった複雑な感情を秘めている。その辺りの情緒不安定な心理描写に加え、地震と殺人犯に対する緊迫感や恐怖を非常に巧くリンクさせており高い筆力を感じさせる。主人公の結末しか描かれていないのが消化不良ではあるが今後の活躍が楽しみ。

2013/11/12

へくとぱすかる

「青春群像ミステリ」、とカバーに書いてあるが、謎解き要素はやや希薄で、絶体絶命状態からの脱出こそがメインテーマだろう。物語が動き始めると間断なくハラハラしどおしで、ページをめくる手がとまらなくなる、という例のパターン。ひとつ解決したのに、また別のピンチが襲う。しかし少女たちは、それぞれの心の中に困難をかかえながらも、生き延びるために考え、行動し、作中時間的にはあっという間なのだろうが、読者への長い物語をそこに出現させていく。現実に進行する世界と、回想される過去との微妙な配列が、物語を幻想的に感じさせる。

2022/11/03

ソラ

ミステリーというかはパニック系の作品かな。神崎の生命力が強すぎてあるいみホラーかと。最後はハッピーエンドとという感じで終わったので満足。

2013/10/26

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