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狂う (幻冬舎文庫)

狂う (幻冬舎文庫)

狂う (幻冬舎文庫)

作家
西澤保彦
出版社
幻冬舎
発売日
2013-10-10
ISBN
9784344420960
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狂う (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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W-G

積んであった一冊。シリーズの2作目になるのか?西澤流の警察小説というか、本格ミステリな感じではないが、これはこれでまずまず面白い。警察の捜査の描写が本格寄りの作家っぽい感じで、淡泊だけど理屈っぽいというか。犯人側と同時進行で読み進めるとちょっと都合良くも感じる事も多かった。動機の告白ももうちょっと盛り上げるのかなと思っていたが、ずいぶんストレートに進行し少し残念。あらすじが煽り過ぎ。それにしても、この手の猟奇犯罪を扱う警察小説は数多くあるが「産んでー、産んで―、ぼくの子産んで―」は相当インパクトあった。

2017/10/25

papako

やっと読めた!面白かった!『殺す』の続編です。今回も城田警視の直感が冴え渡る。しかし、『殺す』ほどの狂気は感じられなかった。連続婦女暴行殺人事件は、ある目的のために行われていた。その目的と、事件の結末の悲しい帰結。伏線と、その収束は見事でした。『彼女はもういない』の改題ということですが、元のタイトルの方がしっくりきたかも。しかし、眠くて眠くて読書がすすまない。外出もしないので、今月の読書数は一桁かも。。。

2015/08/15

シ也

一言で言ってしまうと非常に胸糞悪い話。グロ描写は不快感こそ感じるも読めるのだが、犯人の動機には(そんなのかよ... )と絶句してしまうし、救いの無いラストには茫然自失。ざまあみやがれ犯人... としか言いようがないが。宮部みゆきの「模倣犯」を少し思い出してしまった。前作の「殺す」の城田警視の視点もあり楽しめたが、警察小説と呼ぶには少し違う気もする

2016/06/11

hnzwd

犯人と探偵役の知的な戦いが見られる倒叙物は大好きなジャンルですが、本作品はエグい。ブラック&ロジカルな西澤作品の中でも目的達成のために、ここまでエグい犯罪を計画・実行した犯人はあまりいないんでは。ご婦人にはオススメできません。大トリックは超有名海外作品の焼き直しに一捻りって感じでしたが、少ない違和感から犯人を追い詰める刑事視点は楽しく読みました。ラストはまた酷い。タイトル通りの一作。

2013/10/16

left7

とにかく動機が気になって読み続けました。その動機を際立たせるための展開などよくできているなあ、という感じでした。そして、最後のどんでん返しも唐突でしたが、よくできていました。私が読んできた西澤さんの作品の中では結構上位に入るぐらいの面白さでした。

2014/12/04

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