正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久に関するノート (幻冬舎文庫)
正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久に関するノート (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
ネムコ
「一番線に謎が到着します」が面白かったので、同じ作者の本を読んでみました。可愛いお話でした。心霊に興味津々の女子高生と、彼女のクラスメイトで霊感少年・ユウ、そしてユウのお兄さんの佐久。彼らが経験するおまじないや肝試し、そして帰郷…。心霊事件簿かと思いきや、その正体はレンアイ小説だったという(^^;)
2015/06/17
つたもみじ
ラスト近くに物語のカラクリが解け、成る程…と思いはしたものの、何もこんなに主人公(語り手?)の女の子を莫迦に書かなくとも良かったのではないのか。無神経で我が儘で自分の興味が最優先。その為ならば他人が嫌がっている話題にズケズケと踏み込むってのは普通に嫌な奴です。理由はありましたけど、そこまでの段階で苛々が溜まり、うんざりしてしまったのが残念。霊現象を算術と絡め論理的に解釈するというのは面白かったです。主人公の途中までの言動が気にならなければ、サクッと読めてお手軽な一冊。
2015/05/27
ダージリン
霊に関しての解釈が独特で、妙な説得力があり、その設定がラストに活きています。そして私にとっては幸いなことに怖くなかった!兄弟も良し(笑)。恋愛面も微笑ましく、この先の展開も読みたいです~。
2013/10/31
ミィ
猿倉佳奈美は幽霊が見たいのに霊感ゼロの女子高生。“見える"と噂の同級生ユウと仲良くなり、更に霊現象を数学で解読する変人能力者である、ユウの兄・鳴神佐久と出会う。タイトルに惹かれて読んでみたけど、予想とは違う内容だった。ヒロインが苦手なタイプだったため最初は読みにくかったけれど、読み終わってみると面白かったかも。怖いの苦手でも楽しめるお話でした。
2016/03/16
瀧ながれ
ホラーなら、もっと怖がらせて欲しかったです。鳴神佐久も、もっとエキセントリックなほうが、おもしろいと思います。「霊」についての会話は興味深かったけど、考えてみると、この作品の設定ではこうなってるってハナシだしなあ…。良くも悪くも、読みやすかったです。
2013/10/31
感想・レビューをもっと見る