ラストファンタジー (幻冬舎文庫)
ラストファンタジー (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
saga
ミスターどうでしょうである鈴井氏の著書と言うことで購入。エッセイ・小説・エッセイ+書下ろし小説という構成が新鮮だ。その中身はダークなミスターを見た感じ。エッセイ部分を読むと「人付き合いが苦手」とあり、場面場面で役割を演じる=人格を変えるという著者の姿を主人公に演じさせているのが良くわかる。そして、残念ながら主人公の女性・満里恵の独白での進行に男臭さを感じるのだ。ラストで横峰Dになかなか良い台詞を喋らせているが、藤村Dを思い浮かべ、その残像が消そうにも消せなかった(^^;
2014/03/17
さみ~
水曜どうでしょうで見せるミスターとは全く違う顔を見ました。天の邪鬼な所、自分のコアに触れられたくない所等、自分も似たような所があるから、物凄く共感できたし、本編の真理恵の考えることも分かる気がしました。親になったことはないけれど、自分もこんな感じになってしまうかもしれません。だからなのか、「第十三章:ファミリーレストラン」は、心が救われた感じがして涙腺が緩みました。正直そんなに期待せず、ミスターの本が出てるから読んでみよう、そんなノリで手に取ったのですが、この作品に巡り合えて良かったと思えました。
2014/01/29
るるぽん
育てられたようにしか育てられない。反面教師にしたくても いつの間にか同じことしてる。それしか知らないから…。そんな母親が家族への素直な愛情表現を出来るようになったことが 救い。いい人に出会えたじゃない。
2015/01/31
INYS
ミスターの体験、感じたことを物語にした小説で、エッセイ付きで小説と重なる部分がいくつかあったところが悲しくも感じたり共感することができた。
2014/02/19
はち
エッセイプラス小説。ミスター小説も上手くなったなぁ。特に最後の書き下ろしはうまかった。
2014/01/18
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