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ぐるぐる七福神 (幻冬舎文庫)

ぐるぐる七福神 (幻冬舎文庫)

ぐるぐる七福神 (幻冬舎文庫)

作家
中島たい子
出版社
幻冬舎
発売日
2014-02-06
ISBN
9784344421554
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ぐるぐる七福神 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ふう

何年かぶりの中島たい子さん。「漢方小説」を読んだとき、不思議な味のする作品だなと好きになりました。今回も、また会えてよかったなと思える作品でした。白黒はっきりつけられなくて何かもやもやしたものを抱えて、でもまあそれなりに頑張って生きていかなくてはならない毎日。ちょっとしたことが動き出すきっかけとなって、人との関わりができたり、もやもやしていたところに少しだけ光が見えてきたりと、読む人をやさしい気持ちにさせてくれます。おバカな大地が見つけた答え、『生きるために生きている』 いい言葉ですね。

2014/04/23

いたろう

東京にこんなにいろいろ七福神があるとは知らなかった。ひょんなことから、七福神巡りをすることになった、のぞみ32歳、派遣社員。と言って、真面目にきっちり七福神を回る訳でもなく、半ば行き当たりばったりのゆるい感じが楽しい。一人で回っていたのに、いつの間にか周りを巻き込んで、オカマっぽい上司と回る亀戸七福神の珍道中に爆笑。亀戸にはよく行くが、七福神は知らなかった。ジャングル系(?)の普門院が気になる。七福神巡りに限らず、神社仏閣は意外なワンダーランド、町なかにある異空間。ふらっと立ち寄ってみるのも面白いかも。

2017/11/01

siro

七福神巡りなるものを初めて知りました。ちょっと興味ある。調べてみたら全国様々な場所でお参りできるらしい。主人公の周りの人々が個性的で魅力がある。一人で生きたいと思ってもそうはさせてもらえません。七福神巡りをしながら徐々に心が解れていく様子にホッとしました。私もお参りしようかな。

2017/09/06

優希

七福神めぐり、楽しそうです。リベラルですみません。

2023/12/14

エドワード

中島たい子さんの作品は、ドタバタ劇で笑わせて常に哲学である。日本橋の会社に派遣で勤めている船山のぞみは、元恋人の黒田大地がインドで行方不明なことを知り驚く。一方、入院した祖母の部屋から谷中七福神めぐり朱印帳が出てくるが、寿老人だけ空白だ。のぞみは大地と祖母の無事を祈り朱印を求めに行く。東京に七福神はたくさんあるのね。風変わりな仲間と廻る寺社。それだけでもハチャメチャで面白いが、あちこちで苦労し最後に寿老人の印がもらえる段で「やっぱりやめます」??西遊記の「字のないお経からわかることもあるんだよ」なのだよ。

2024/04/28

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