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まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

作家
せきしろ
又吉直樹
出版社
幻冬舎
発売日
2014-04-10
ISBN
9784344421820
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まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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修一朗

’伊集院光とらじおと放哉と山頭火と’のコーナーが好きで尾崎放哉からこっちに来ました。やっぱりいいです。日常のちょっとした違和感だったりトホホな気分だったりを切り取った共感フレーズの連発です。すごく共感できるのに,実は各人の内面で立ち上る風景はそれぞれでそういった違った解釈を許すところが自由律俳句のいいところ。’こんな大人数なら来なかった’ ’思い出し過ぎて何もできない’ ‥…また読もう。

2020/04/12

masa@レビューお休み中

前作から思っていたことだが、やはりふたりの作品には昭和の匂いがする。しかも、ほのかにとか、わずかにではなく、溢れんばかりのザ・昭和な匂いがプンプンするのである。そして、この世界観をひとことで表現するなら『VOW』である。宝島社が発行する雑誌の読者投稿コーナーにVOW(バウ)というものがあった。その投稿写真や笑いのテイストにふたりの作品が似ているんですよね。昭和のテイストたっぷりで、懐かくて、バカらしくて…無条件に笑えてしまう。せきしろ×又吉直樹の自由律俳句集は、まさにそんな作品なのではないかと思うんです。

2014/06/04

ハイカラ

「廃校にも咲いていた」「これは別れの曲になるかもしれない」「花火で字を書いた」「古い手紙が時限爆弾のように」 想像をかきたてるような句が好きです。

2016/04/03

カピバラ

足を踏まれて、それを気付かれないように我慢する話がなんか好き。終わらせ方も素敵でした。好きな自由律俳句は、味がある顔という褒め方・沈黙が一番喧しい・好意のサプライズに怯える・意味深な沈黙で騙す・新品の便覧開いて匂って離すと正岡子規・自分の物真似で盛り上がられている

2015/09/26

hnzwd

自由律俳句集第二弾。やはり言葉の選び方がうまい。。と、いうか、『まさかジープで来るとは』が俳句だ、って。俵万智さんの本気の解説が素晴らしい。そして解説にあった一句は全ての人が気になる一句かも。『故で知る』。4文字!575とはなんなのだろうか。

2015/04/05

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