ぼくから遠く離れて (幻冬舎文庫)
ぼくから遠く離れて (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
しば
タイトルと表紙と帯に釣られて。母に棄てられた中性的な青年がある日受け取った見知らぬ人からのメール。小説家を目指すゼミ同期生達や隣人のMtF(かな?)。化粧をして空っぽな自分の中にもう1人の自分を見つける。最後は大円満感が否めないが、なかなか面白かった。性を超越した存在というものに憧れる。そういえば辻仁成ははじめてだった。
2014/04/20
黎
うーん。。なんて言おうか・・・読後感ばかり悪くないけど半ばで展開が読めたから、ミステリー要素は低いような・・・
2014/04/20
かのぽ
なかなかに酷い。辻仁成の妄想の世界を無理矢理見せられたかのような、胸の悪さ。愛をください、にあった感動はどこへやら。日記にでも書いたらいいような内容。やまなし、おちなし、いみなし。
2015/01/03
くろろん
積んでたのを消化。思ってたよりもジェンダーずっぽりではなかったかな、ささっと読了。みんなそれぞれ、と言いながらも、やはりジェンダーの壁は分厚い。ラストの女子たちみたく気軽にジェンダーに触れて欲しい今日この頃
2014/07/13
おまめ
Keyの正体は読めます。だから「驚きのラスト」とはならないけれど、ジェンダーについて考える過程はなかなかどうして興味深いですね。自分は男っぽくないと言う主人公に対しての、「自分で言わない方がいいよ、そんなこと。男っぽいとかって一つの基準だから。こうじゃなきゃいけないってのは、ないんじゃない?」という言葉が印象的でした。
2014/04/23
感想・レビューをもっと見る