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誰でもよかった (幻冬舎文庫)

誰でもよかった (幻冬舎文庫)

誰でもよかった (幻冬舎文庫)

作家
五十嵐貴久
出版社
幻冬舎
発売日
2014-10-09
ISBN
9784344422575
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誰でもよかった (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

ネットの掲示板に「今渋谷、これから人を殺します」と書き込み、スクランブル交差点に軽トラで突っ込み、車を降りてナイフで次々と切りつけ殺害し、その後人質を取って喫茶店に立てこもる。いわゆる秋葉原無差別殺傷事件をモチーフに描いた作品。電話で犯人と繋がる交渉人が人質解放を呼びかけるが、正直交渉もへったくれもない。平行線で同じ言葉の繰り返し。合わないパズルを合わせようとしてもそりゃ無理でしょ。私には本作を執筆するに至らせた動機や根っこが見えない。あっという間に読み終えて、『誰でもよかった』の意味だけが残った‼️🙇

2024/06/17

巨峰

渋谷で連続無差別殺人をおこした男は人質をとって立て籠もる。人質の解放を説得しようとする刑事と次第に関係ができていくが……警察の指揮者は理不尽かもしれないけど、でも、犯行自体がもっと不可思議だと思いました。

2020/12/19

まるる

これを読んだら誰もが秋葉原の事件を思い出すよね。もちろんあの事件があったからこの小説が出来たんだろうけど。犯人と警察、警察サイドの現場と指揮。そのやり取りで話が進む。なるほどね「誰でもよかった」んだ。そういう展開か。

2015/03/23

ニカ

川崎の事件があり、タイムリーな小説でした。最後のオチは中々良かったです。ただ、犯人との台詞のやり取りが毎回同じ様な感じで、深みがないのが残念でした。

2019/06/09

Takeshi Kambara

渋谷駅前のスクランブル交差点に車が突っ込み次々と人を撥ねた後、倒れている人達をナイフで刺殺した上に人質を盾に籠城する犯人と警察の交渉バトル。やはりというか、かつて秋葉原で起こった無差別殺人をモデルにしている本作、犯人にもその家族にも一切共感できる部分は無かった。人質を盾に好き放題言ってくる犯人を刺激しないように交渉していたが…終盤、もう1つの誰でも良かったの意味が分かり少し驚いたが、いかんせん日本の警察は犯罪者に甘すぎる。殺人犯は即射殺で良いと思うし、発砲した警官が叩かれる現実にはウンザリ。抑止力は大切。

2023/09/23

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