KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

作家
柚木麻子
出版社
幻冬舎
発売日
2014-12-04
ISBN
9784344422889
amazonで購入する Kindle版を購入する

けむたい後輩 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ミカママ

女子校を描かせたらトップ5には入る柚木さんだけれども、これはキツかった。舞台はおそらくアソコだよね。いいなぁ、横浜・山手にある学校。でもアソコって、こんなに派手ではないような。そしてなんといっても、栞子も真実子も、誰ひとり好きになれない。柚木さんはこれにてしばらくお休みしよう、と思わせてくれた作品。

2018/08/08

しんごろ

女子大を舞台にした女性の成長小説!ドロドロしてないけどドロドロ(笑)栞子さん、みたいな人いるよねえと思うし、真美子ちゃん、天然のようで実は引き出しあって才能豊かですし、美里さん、夢に向かって一直線!裕美子さん、お母さんのよう(^^)登場してくる男どもは軟弱!いろいろ絡まってエピローグにつながり、それぞれいろんな大人になるんだと…十人十色とはよく言ったものですね(^_^;)再読時にBGMは大江千里『未成年』がいいかな(^^;)

2016/05/20

SJW

14歳で「詩」を出版し作家デビューし自分は特別と考える栞子を、世間知らずの真実子は憧れて先輩、先輩と言いながらどこにでも付いていく後輩だった。横浜の名門女子大を舞台に女たちの熱い戦いが繰り広げられ、テンポ良い文章に引き込まれてしまった。結局、最後は上下関係が逆転してしまうが、栞子のように努力もせずダメ男が好きになり転落していく女性がいるのかと考えると憐れみを感じてしまう。この話に出てきた「山手のドルフィン」は新社会人になった時、同期達と訪れてソーダ水ごしに貨物船を見たことを思い出した。

2018/11/10

hiro

読み出して途中までは、体の弱い真実子からみた‘らくだ’好きの先輩、栞子のことを題名した『けむたい先輩』だと思っていた(笑) いつもの柚木作品のように登場する男にはひとりとしてまともな奴がいない。そんな男たちにひかれる栞子、その‘詩人’栞子に憧れる世間知らずのお嬢様真実子、真実子の幼馴染みでアナウンサー志望の美人、美里という、女性三人の個性がまったく違い、そのすれ違いが面白かった。特に栞子は痛すぎる。さて次に読む柚木作品は、一番好きな「アッコちゃん」シリーズの最新刊にしよう。

2016/02/05

takaC

表題の「後輩」が目的格なのか主格なのか判断できずそのまま最後まで行き、故意に両義だったのねと結論しつつ解説読んだらどうやら狙いらしいとのこと。柚木小説の特徴らしい。面白そうだな。初読み作家だったけど他のも読んでみよう。

2016/03/24

感想・レビューをもっと見る