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ときめかない日記 (幻冬舎文庫)

ときめかない日記 (幻冬舎文庫)

ときめかない日記 (幻冬舎文庫)

作家
能町みね子
出版社
幻冬舎
発売日
2015-02-10
ISBN
9784344423114
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ときめかない日記 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓

たぶん、私も一生「オトナって、いつなれるのかな・・・」って思いながら生きていく気がします・・・(ダメだなぁ・・・)。

2016/03/17

めい子の友達が彼氏と同棲を始めて焦りだし、あんなことこんなこと思いきってやってみるけど空回りだったり踏ん切りつかなかったり、男の人にそこまで言われて腹立たないの?と思うシーンもあったり不器用なところがなんともリアルでした。私は古賀のじいさんが好きです。あんな同僚がいたら相談にのってもらえそうだから絶対仲良くなりたい(笑)。

2018/03/25

よしのひ

ふと目に止まり気になっていた作品。恋愛に悪戦苦闘し成長していく物語と聞くと、華やかなイメージですが、今作は「ときめかない日記」なんです。涙ものでもキュンキュンする内容でもないんです。ですが、だからこそ身近に感じられ、読み終わったあとの余韻が長いのかもしれません。めい子は26歳なので、それより先輩になりますが、オトナになりきれてないなと、つくづく思う私。めい子とは異性ですが自分と重なる部分も少し感じながらの読書でした。サクッと読めるけど深い。深いんだけど、現実味のあった作品です。

2021/11/08

最近「パラレルワールド」なんて言葉がトレンドに上がっていた。でも、社会は全く違う世界線で育った人々の繋がりで出来ていて、元からカオスだ。"自分だけがしていない"経験に対する理想は膨らんでいくばかりだし、隣にある「異界」はいくらつついても破裂しないと思ってしまう(つまり経験値とは、低い人が高い人を見下す場合もある。スポーツ選手への中傷などを見ても感じる)。周回遅れだと意識して、それでも走るのはしんどい。でも、自分のペースメーカーは自分自身だけ。そこに気付き、初めて他者のことも好きになれる。

2021/08/16

bluemint

私、60過ぎの男だけど、分かる。でもね、皆が皆ドラマのような高揚を経て結婚するわけじゃないよ。こんなに平常心のままで結婚して良いのかと迷ったけれど、そのまま30数年。途中でフラつきながらも続いています。幸せだ、って口に出していうほどでもないが、不幸じゃないよ。少しでも気に入ったところがあり、ギャンブル・大酒飲み・粗暴でなく、真面目に仕事する人なら飛び込んでいいんじゃないかな。考え過ぎると迷い始め、訳がわからなくなる。

2017/04/22

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