天の茶助 (幻冬舎文庫)
天の茶助 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
九月猫
“愛だな。愛。愛の力さ。ムフフ。” 天から見守っていた女性・ユリへの愛から始まり、病に苦しむ人々への愛(でも、だるぽよー)、現世でできた友だちへの愛、前世での仲間と家族への愛。そしてユリへの愛に回帰。だけど、すべてがひとつに溶け合い待っててくれる人たちがいる「いま」は「まえ」とは違う。茶助に第三の生が与えられた理由は謎のままだけど、きっと“あの方”にとって「斬新ぃ~ん!」な展開なのだろう(笑)もっと不条理かと思いきや、ぶっ飛んでいても破綻のない筋立て。SABU監督らしいスピーディでドライブ感溢れる快作。
2015/08/12
おかだ
う~ん…しんどかった!SABU監督の映画が好きで、『天の茶助』は都合が付かず公開中に観に行けなかったから読んでみたのだけど。文章があまり好きになれなかったな。ストーリー自体非常にゴチャゴチャしてるし、ハチャメチャ過ぎて画が伝わらないというか、私の想像力が着いて行けなかった。やっぱり監督の作品は映像で観た方が良いのだろう。DVDが出たら観よう。
2015/11/10
Porco
運命に抗う。文字通り。
2021/02/28
ちー
ジャケ買いしたのですが、残念でした。最初の設定とかぜんぜん活かされてないし、失速、ドタバタでしゅーりょー。途中でやる気を失ったのかな?と思う章があったり。映画監督さんらしいです。本業で楽しませてもらうのが一番かも。
2016/01/11
らんまる
映画監督のSABUさんが書き下ろした小説。これが自らの手で映画化もされる。ということで映画の原作好きな自分が手に取った作品。神界でお茶汲みをしてきた茶助が、人の人生を書き綴る脚本家たちの作品の中で1人の女性に恋をする。その彼女が脚本の流れで死を迎えることを知り彼女を助ける為に下界へ降り立ち、そこから茶助の生活が始まる。なんとも展開がスピーディーで、今茶助の立場はどーなってんだか、何が起こり何が味方?と、設定がまずあり得ないので、想像する楽しさがあった。感動や涙はなくても、変わりゆく展開に楽しめた。松ケンで
2015/06/04
感想・レビューをもっと見る