歓喜の仔 (幻冬舎文庫)
歓喜の仔 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
ナイスネイチャ
読後、気が滅入ります。現実に目を背けることなく、一生懸命生きていく子供たち。最後にかすかな希望の光が見えてほっとしました。この子たちが歓喜に沸くような日々が来る事が願える作品でした。
2015/11/30
KAZOO
天童さんの本はあまり読んでいないのですが、この本も厚いしかなり重そうな内容なのでどうかと思いましたが、最後まで読ませてくれました。このような3人の兄弟だけで生きていくことが、いかに大変なことだということがわかってくるので、彼らのとった行動に同調するような気持になっていくます。ただ読むのには気力が必要な気がします。
2016/04/22
ナミのママ
第67回毎日出版文化賞受賞。重くて長く、読後感もなぜかすっきりしない。それなのに読み終えてホッとしています。貧困の中、子供だけで身を寄せ合って暮らす兄妹、たくましいです。生きることに貪欲なのではなく、淡々と目の前をかき分けながら生きている姿、これが人間=動物の姿なのかと思います。自分の身が辛いとき、別のモノに身をおきかえ逃避することはよくあるが、この「リート」の部分だけ、再読してみたいです。ここが一番深かったように感じます。
2015/09/04
さおり
初、天童荒太さん。わかってて読んだんだけど、それにしても重くて暗くて長かった。すいすいとは読めないし、2/3くらいは、何で読み始めちゃったんだ私、何の苦行だこれは、と後悔しかなかった。けど。最後まで読んで良かったと今は思う。子どもたちの、いや、仔どもたちの?、強さに泣きました。しばらくは軽い作品中心にいきたいけど、しばらくしたらまた、天童さん作品を読むと思う。
2017/04/03
りょうこ
これの前にキラキラした道尾秀介さんの本を読んだばかりで..キラキラから一気に暗黒の子供時代を送る羽目になった3人兄妹の闇に、文庫でかなり分厚いのに、一気に読んでしまった。そりゃ現実逃避もしたくなるわ。でもこおゆうのも現実あるんだろうね。なんか救済処置できないもんかな?つらくなる。でも読んで良かった1冊でした!
2015/09/09
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