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Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)

Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)

Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫)

作家
梁石日
出版社
幻冬舎
発売日
2015-12-04
ISBN
9784344424210
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Y氏の妄想録 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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きょちょ

作者の意図が全く分からない小説だった。 筒井康隆的ドタバタ小説にも思えるし、不毛な家庭の話でもあるが、結局は定年退職した一人の男の精神が崩壊していく話なのだろう。 ただ、そうだとしたら、息子や娘の「今の生き方」を描くのはそれほど必要ないようにも思うし・・・。 さくっと読めたのは良いのだが、私の感性ではよく理解できない作品だった。 ★★

2018/08/22

reading

波乱万丈の物語。物語全体が現実なのか妄想なのかわからなくなってくる。 定年後の生活はなかなかつらいものがあるが、世の中の人たちはどのように充実させているのだろうか。

2016/11/24

JKD

定年オヤジのだらーっとした生活が痛い。でも下半身だけは何故か好奇心旺盛でお元気。要するに「時間がありすぎておかしくなった」っていうのがオチなんかな?

2015/12/29

田中峰和

全員名前をもつ物語の中で一人だけ頭文字のY氏の意味は何か。課長どまりで定年を迎え、家のローンを一括返済し、年金とわずかな預金で老後に向かうY氏は勝ち組とはいえない。やりがいのない仕事から解放されたとはいえ、酒と女以外楽しみをもたないY氏にとって、いつまで続くか変わらない長い老後は途方もなく暗い。強姦罪で追われる息子と売春に手を染める娘。飲み屋のママ殺害の記憶に苛まれ、暴力バーから75万円請求されたうえ、警官の立ち合いで全額払わされる。何が現実で何が妄想かわからない。暗黒の老後を逃れるためY氏は命を絶つ。

2016/02/12

zuccalove

前に読んだようなないような。 退職して自由になり、考え過ぎてしまい。 どこからどこまでが現実でどこからが妄想?なのか。現実との区別がつかなくなりどうしようもなくなる。結末はこれで良いのか?虚しさが残る。

2017/08/11

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