KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

高山ふとんシネマ (幻冬舎文庫)

高山ふとんシネマ (幻冬舎文庫)

高山ふとんシネマ (幻冬舎文庫)

作家
高山なおみ
出版社
幻冬舎
発売日
2016-02-09
ISBN
9784344424364
amazonで購入する Kindle版を購入する

高山ふとんシネマ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

料理研究家の高山なおみさんが映画、音楽、本などについて書いたエッセイ集。中でも『ヘドロちゃんからの手紙』は目が覚めるようだった。自分の気持ちを言語化して相手に伝えること、ピッタリの言葉が見つからなくても、考えがまとまっていなくても、とりあえず……と、近い言葉でお茶を濁してしまう。そんなことばかり繰り返していたら自分の本当の気持ちがわからなくなってしまう……。まさに、そんな生活をしている自分にガツンとくらわされた一編だった。

2017/06/27

ひなきち

高山さんの飾らない性格が、文章に出ていた。映画上の話なのか、ご自身の話なのかがわからなくて少し読みにくいところがあったが、独特の高い感性に惹かれる。観たい映画はそう、ふとんの中で観るのが一番。映画を見終わってふとんに潜り込むと、お腹が鳴る理由がなんとなくわかった。

2018/12/23

kri

ベッドサイドの押し入れの中にテレビがあり、横になって映画を観るという高山さん。吹雪の続く場面を読書中は暖房を控えて指先が冷たくなってしまうという高山さん。映画撮影現場に料理担当で同行していた日々、俳優の台詞に涙する高山さん。「どこまでが本当で、どこからが作りもので、何が本当の時間なのか」教えてほしいと彼女は書く。本や映画や美術や音楽や夢…深く心を掴まれた時、生活以上にリアルな感覚に囚われる。自分の人生が無限に拡大していくような幸せを高山さんと分かち合えた気がした。この本では特に観たくなる映画を教わった。

2016/04/22

しい☆

映画や小説の感想にからめたエッセイ。 何気ない日常の瞬間が、どれだけキラキラしていたか。

2016/12/29

ミキティ

何年か前に出されたエッセイ。観た映画や読んだ本、その時の状況や、見た食べた物などが綴られている。あまりにピュアすぎて凡人の私などは「!」なところもあるが、それは高山さんの、うそ、飾りのない言葉。すごいパワーだけど、体当たりではなく、身体や脳みそからじわじわなにか出てきてる感じ。足したり引いたりすることのない素直のことば、高山さんの本を読むたび、その表現の豊かさに驚かされる。

2022/05/07

感想・レビューをもっと見る