空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫)
空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
三代目 びあだいまおう
大切にしてきた夢を、実現間近で諦めざるを得なかった二人の主人公。絶望と後悔を抱えながら新たな道へと進む。支える面々の個性を著者渾身の描写で彩る。自衛隊の広報担当達が、知られざる自衛隊員達の想いや活動を広報宣伝する形のほぼノンフィクションストーリー。途中『神風、のち、逆風』で泣かされた。以下本文。『有事に果たすべき義務があるということは、それだけで拠り所になります。辛いことがあったとき、自分にできることがあるだけで人って救われるでしょう?』···自衛隊員の意気と純愛、リアル広報担当有川浩の本領発揮だ‼️🙇
2020/06/19
しんごろ
航空自衛隊の広報室で、あーだこーだという話!自衛隊ということで、気を遣い気配りしながらの広報活動というのは、ホントに大変なんですね。リカと一緒で、自衛隊を特別な人とみていたところがあり、理解していなかった。そうなんだよ。彼らも同じ人間なんだよ。家族より有事を優先しなきゃならない立場が辛いよね。自衛隊だけでなく、何事にも視野を広く偏見、先入観を持たないようにしないとね。そんな気づきをくれた素敵な作品でした。空井とリカの2人いつか一緒になってほしいね。【読メ読んだ本 通算500冊】
2019/07/06
mae.dat
有川さんが広報部員でした。好きの反対は嫌いではなく無関心と言うのは良く言ったもので御座いまして。世間から嫌われているお仕事であると、何度も何度も描かれておりますが、それは本当なのかな? って思いますけど。そうなの? 広報には様々な手法があると思いますが、本書で取り上げられたのは主だっては映像で、脳内再生余裕でした。ジーンと来ましたよ。3・11後の松島基地も扱われる事となり。自衛隊活動としてイメージの強い災害救助の話が追加されて。活躍とご苦労が挿入されて、より充実しましたね。ご苦労様です。有難う御座います。
2022/06/08
やな
航空自衛隊の広報に関するお話。非常に興味深く読んだ。自衛隊という特殊な組織の広報の難しさがよく伝わってきた。
2016/06/11
あすなろ
パイロットじゃなくなって、広報官になった空井さんを追いかけたいんです。夢破れ、壊れたように号泣した空井は、航空自衛隊の扱い商品を広報として売り込む。有川氏作品なのでポジティブに展開する。結構甘さマイルド展開で。極めて特殊な世界の自衛隊を更に特殊な自衛隊広報室にて取り上げた作品。どんな世界でも不本意な転向はある。しかし、自分の愛する職場を魅せる役割も必要なのである。そんなことを描きたかったのかな?有川氏ならではの甘さ、も少しあっても良かったかな?普段、ビターな物ばかり読んでいるので。
2016/04/25
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