たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)
たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
ハッシー
★★★★★ 表題の通り、見城徹はたった一人でどこまでも熱く、狂っている。身を切り、血を噴き出しながら努力を積み重ね、圧倒的な結果を残してきた著者だけに、ナイフのような言葉で腹を抉られても、ぐうの音も出ない。「現状維持している限り、昨日とは違う明日はやって来ない」「麓の太った豚になるな。頂上で凍え死ぬ狼になれ 」という言葉のナイフは深く胸に突き刺さった。昨日会社を辞めた。月曜日からは新しい挑戦が始まる。世界にどんなインパクトを残せるのか、自分も熱く狂ってみたい。人生の節目にこの本に出会えたのは偶然ではない。
2019/06/01
harass
著者の最新作「読書という荒野」からこれを手に取るのだが、予想通りだった。要するに、どの本も同じだということ。偽りなくむき出しの誇りにできる生き方を語るわけで、同じエピソードやフレーズが出てくるのは当たり前で、この強烈な「同じ味」をまた読むのかと少し嫌気と飽きを感じてしまった。まったくごもっともなのだが、「ビッグトゥモロウ」的な印象も少し感じて、ちょっと引いてしまう。まあこの一冊は本棚の片隅においておいて、たまに開くことにしたいのであるが。
2018/07/03
もりやまたけよし
見城さんに熱狂したのが箕輪厚介さんだとか。なるほどと思います。熱い編集者の人生を短時間で体験できました。
2019/01/12
ito
「新世代CEOの本棚」で数名の経営者が見城氏の人物像を取り上げていたので、興味がわいた。仕事との向き合い方が壮絶。一切の妥協がない身を削る濃厚な日々、行間から立ち上るエネルギー。背景には全共闘時代に経験した自己嫌悪感がある。迷いのなさが際立つ一方で、繊細な一面ものぞかせる。見城さんの「熱狂(仕事)」に人が惹きこまれる。そこには理念も必要ない。熱狂さを自身のキラーカードに磨き上げてゆく。自分に何もないと思っている人には、ひたむきさや愚直さを磨いて個性にすることができそうだと思った。
2016/05/01
Kentaro
スランプから抜け出す方法やコツ、HOW TO等あるわけがない。しかし、どれだけ落ち込んでも、人は1年も2年も落ち込み続けてはいられないものだ。2週間も沈み込んでいるうちに吹っ切れる。 落ち込んでいる自分と対峙し、スランプに肩までどっぷり浸かったあとは、勢い良く飛び出せばいい。何をやっていても無駄な時間などない。過ごした時間は必ず先に活きて来る。当面、無駄な時間に思えても、自堕落な時間を貪っても、必ず意味を持って来る。起こっていることは常に正しいのだ。
2019/06/03
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