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心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫)

心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫)

心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫)

作家
益田ミリ
出版社
幻冬舎
発売日
2016-04-12
ISBN
9784344424692
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心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

ある時は桜花賞を見に仁川の阪神競馬場へ、またある時は「大声コンテスト」に参加すべく鹿児島へ。こんな風に思いつくままに日本の各地へ旅立つエッセイ。北は釧路湿原から南は鹿児島まで。概ね1,2泊の旅なのだが1人または編集者の猫山さん(仮名)との2人旅。なんともお気楽である。いいなあ。旅をする益田ミリさんの気分もユルユル。ちょっと気になるのは編集者を伴っての旅。「あとがき」によれば「自腹で」ということらしいのだが、旅行の手配が編集者まかせでは。そんなことをしていると鉄旅の宮脇俊三御大のようになってしまいますよ。

2021/02/08

yoshida

益田ミリさんの旅行エッセイ。益田さんの作品は心に残る文や言葉が瞬き、読むと毎回発見がある。遠くに行きたい時は、心が凝り固まっている時。遠く海外へ何泊もしなくても、小さな旅で心をほぐすことができる。私達も益田さんの作品を読み、旅を追体験し、益田さんの言葉に触れて心をほぐすことができる作品です。季節毎の旅が収録。気になる旅は、郡上八幡の朝まで踊る盆踊り、秋芳洞、山寺、釧路湿原等。郡上八幡のオールナイトで踊る盆踊りは風情があり良い。益田さんの旅先での何気ない食事風景も印象深い。気持ちをほぐしてくれる作品です。

2017/05/22

一緒に旅した気持ちになれて良かったです!こういう旅をしてきたから益田さんは「週末、森で」みたいな作品が書けるのだなとわかりました。自然の中に身を置くのは頭の中を整理出来たり気持ちを落ち着かせるのに最適ですね。我を忘れて盆踊りしたり叫んだりも良さそうです。短い日数でも行ける旅を探してみたくなりました。

2016/05/22

ちゃちゃ

タイトルが素敵だ。日々の暮らしで凝り固まった身体を解きほぐすように、非日常に身を置いてゆるゆると心をほどいてゆく。私も若い頃は鞄にぎゅうぎゅう詰め込むように、旅にもスケジュールを詰め込んだ。でも今は行き先をひとつ決めて、後は宿と交通手段を押さえたら、それで十分。時間や予定に縛られない旅。それこそが贅沢な旅だと思うから。ミリさんの旅はユニークだ。例えば郡上八幡のオールナイト盆踊りを楽しむ旅だったり、水族館でクラゲナイトを体験する旅だったり。それは旅先で何かに触れ、生きている実感を取り戻す旅なのかもしれない。

2022/06/13

イスタ

ミリさん、やっぱり好きだな。すーちゃん&僕の姉ちゃんシリーズは もちろん、旅エッセイも好き。「47都道府県ひとり旅~」は、まだ旅に慣れてなさそうで ひとり旅楽しめてる?って心配になってたけど。今回は1人でも楽しめてる感が伝わってきて。猫山さんのスピーディさも好き。14か所の旅。中でも行きたいなって思ったのは、椿山荘のブレックファスト・山口県の秋芳洞・江ノ島水族館のクラゲナイト・釧路湿原でのカヌー。

2021/06/24

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