坊主失格 (幻冬舎文庫)
坊主失格 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
KAKAPO
小池龍之介さんは、過去の悔やまれる行いを赤裸々に告白し、そんな自分を客観的に分析したうえで、そこから立ち直る過程を示しています。アマゾンのレビューを見ると、このような捨て身?の作戦は、概ね成功しているようで、好意的に受けれられています。この手の本には、上から目線で自説を述べ、まるで読者を叱責しているように感じるものもありますが、僕(私)の事じゃないよね、と思いたくなってしまいがちです。しかし『坊主失格』の場合は、僕(私)は、そこまでじゃないけど、と、読者にも、人生を見詰め直す切っ掛けを与えてくれています。
2019/01/27
江口 浩平@教育委員会
【自伝】小池さんのほかの著書が自分にしっくりくるため、どのようにして今の小池さんの生き方に辿り着いたのか知りたくて手に取った一冊。あまりに天邪鬼な性格と愛情に飢えた人間関係エピソードに、読み進めるのが苦しくなるところもあった。(どちらかというと、元暴走族のやんちゃエピソードみたいに感じてしまうところがあり、そこまで開けっぴろげに言うことで傷つく人もいるのではと思ってしまった) ただ、やはりこれだけの苦しみを経たからこそ、今の穏やかさに到達できたのだろうとも思う。自分の悩みなどちっぽけだと思える一冊だった。
2018/11/22
shoko
本当にこんな方がお坊さんなのかと思うほど、正直変わる前はヒドイです。しかもそれが派遣坊主として働いている時でもその状態だったというから驚きでした。人は変われるってことを証明してくれてるのか、いやでもなんかあまりにヒドイので、もう少し長い時がたたないと、本当に人間は気づきで変われるのかはわからない気がした。
2019/06/18
ユズル
すごい人生を駆け抜けていますね。あまり心に響かなかったけれど、こういう『かまってちゃん』的な言動は誰しもあると思う。この人にひかれる若い人たちはいっぱいいそうだな。
2018/07/24
文章で飯を食う
単行本で読んだ本を文庫にて再読。「坊主失格」と言うより、「人間失格」レベルの著者が、仏道瞑想で再生する話。静に呼吸にを見つめ、そうやってやしなった集中力で心を見つめる。欲や感情や思考が、自分の意志とは別に浮かび上がっ来る。その時、自分が無いことが、本当にわかる。自分が無ければ、悩みも苦しみもない。なるほど、瞑想しよう。と言っても、 今、ロックを聴きながら感想を書いているが、こんなのもいかんのだろうね。
2018/04/13
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