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有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

作家
森見登美彦
出版社
幻冬舎
発売日
2017-04-05
ISBN
9784344425828
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有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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katsubek

エブリデイマジックというよりはハイファンタジーと呼ぶのがふさわしい。我らがよく知る現世を舞台に借りて、不思議な世界が繰り広げられる。阿呆の血のしからしむるところの英雄譚が語られ、その速度感、高揚感にひたっていると、突然に落語のサゲが挟み込まれる。う~む、まことに油断がならない。そのうち、ハリウッドから声がかかるのではないか。……いや、それはないか。ともかくも、500ページ超という長さを感じさせず、読む者にそこはかとない幸福感を覚えさせてくれる。さて、狸たちの未来やいかに。続巻が待たれるところである。

2017/10/12

kaoru

前作の雰囲気はそのままに、新キャラも出てきて、悪ふざけ感とカオス感が増しています。前作を楽しめた人は絶対今回も楽しめます。個人的には狸たちの恋愛の話と各勢力が入り乱れた終盤がお気に入りです。

2017/04/16

ぱるぷ

★★★★☆ 独特な世界観や言いまわしが魅力的‼︎ 『メチャンコ可愛い毛玉』なんて表現、最高にほっこり癒される‼︎

2017/07/25

佐々陽太朗(K.Tsubota)

なんとハードボイルドなラストシーン。切ないではないか。下鴨矢三郎は狸でござる。どうしようもなくそうなのだ。矢三郎に救いがあるとすれば、それは海星という許嫁だ。矢三郎と海星は赤い糸でぐるぐる巻きに結ばれている。海星が矢三郎の前から姿を隠し、許嫁の関係から身を引いた理由たるやなんとも可愛いではないか。しかしそれをここで語るわけにはいかない。成就した恋ほど語るに価しないものはない。これはかの名作『四畳半神話体系』に書かれた登美彦氏の名言である。  近く矢一郎と玉瀾の結婚を祝いに下鴨神社を訪れねばなるまい。

2017/05/14

mocha

天満屋、そちも悪よのぅ。二代目、なんとかしてよー!と何度思ったことか。頼れるものは結局下鴨家の兄弟愛。海星が姿を見せないわけもわかったし、ぽんぽこ仮面も登場して、ハラハラわくわくニマニマしながら読んだ。狸を超越した祖母が可愛かったなあ。二代目と弁天の今後も気になる!次巻がとても楽しみだ。

2017/05/23

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