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そこらじゅうにて 日本どこでも紀行 (幻冬舎文庫)

そこらじゅうにて 日本どこでも紀行 (幻冬舎文庫)

そこらじゅうにて 日本どこでも紀行 (幻冬舎文庫)

作家
宮田珠己
出版社
幻冬舎
発売日
2017-06-09
ISBN
9784344426184
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そこらじゅうにて 日本どこでも紀行 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ゆいまある

日本全国津々うりゃうりゃの続編に当たり、仕事逃亡編の前作に当たる。もっと津々うりゃうりゃだったのに文庫化に当たり改題されている。「津々うりゃうりゃ」が入ってないとシリーズだって分かりにくいだろう。この改題誰が決めたんだ。日本全国奇妙な旅。珠己さんにしてはやや毒が少なく、弾け方が大人しいかな。お宝感あるのは奄美大島。なんと高野秀行さんとシュノーケリング。高野さんの本は全部読んでるけど、高野さんを書いた本は貴重。二人ともすごく変で興奮した。旅慣れてるくせに国内線の乗り方が分からないとか面白すぎ。

2022/05/24

ハサウェイ

読んでいくうちに「あれ?なんか読んだことがある」と思いつつ確認したら以前に発行された単行本の「もっと日本全国津々うりゃうりゃ」の文庫本化だった。半分以上読んで気がついて、しかもニヤニヤしながらタマキングを堪能したから許す(^-^)

2017/06/15

ホークス

「観光旅行」の脱力感やユルさを追求する一冊。いつもの調子という気もするが、今回はテレメンテイコ女史という相方を得ている。複雑な地形と歴史を持つ長崎には時空を超えた「迷宮感」がある。諫早に住んでいたので、著者も迷宮好きと知って嬉しい。本書では那谷寺の奇岩遊仙境、石油工場の夜景、竹生島などにも迷宮を感じている。奈良の「遺跡感」は、古さとスケールでずば抜けている。関西人の著者は照れもあり、ついイジってしまうが、この含羞に隠れた愛に著者らしさを感じる。グレゴリ青山氏の解説漫画も面白い。

2018/05/03

saga

列車での移動中に読了できる幸せ。国外から国内へ目を向けた著者の視点で、相変わらず面白い文体が綴られる。本書では秘境エンタメノンフの開拓者・高野秀行氏ともシュノーケリングを楽しむ豪華な取り合わせがあった。単行本のタイトルとなっている『津々うりゃうりゃ』が駄洒落として編集部に理解されていなかったとはショックだ。解説にもあった著者の4コマ漫画は是非読みたいぞ。

2017/07/08

onasu

さしたる目的もなく、全国を津々うりゃうりゃの第2弾。(他は読んでいないけど)  周遊券で旅していた若かりし頃、青森に向かう車内で同じくひとり旅の女子に話し掛けるか、もやもやしていたという宮田青年。同じように旅する人と行き会った際には、周遊券を交換したとも。(スキー場で帰る人から、リフト券を捨て値で買い取るのと似たような、何れも…)。  寺とかの階段は登りたいがその他は…、になるほどの他、思わぬ特典はノンフィクション作家の高野秀行さんとの奄美大島シュノーケリング話しと、巻末のグレゴリ青山さんの解説漫画かな。

2017/07/31

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