プラージュ (幻冬舎文庫)
プラージュ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
ぷう蔵
犯罪を犯してしまった者が罪を償ってきてからのフォロー…。その者たちを赦せるか?それは立場によって異なるだろう。殺人や事故で亡くならせてしまった被害者遺族は罪を償ったからといって簡単には赦せないのは当然だと私は思う。償ったとは言え亡くなった人はかえらない。本にもあるが更生の見込みのある人もいれば再犯を繰り返す人もいる。どう見極め、どう見守り、どう正しく導くか。永遠の課題であろう。押しつけでなく、してるフリでなく本当の意味での改心にどう導くか。だが、改心した人をしっかり受け止める社会がなければ何の意味もない。
2017/07/26
takaC
二読目なので WOWOW ドラマの進行に合わせて読み進めてみました。ドラマの吉田監督が解説で本も読んでねと書いていたけどそこは同意です。ドラマ・映画で見た話でも、読書はあらまほしきことなり。
2017/09/10
Atsushi
ミステリー好きの家内に薦められた作品。「罪を憎んで人を憎まず」と昔の人は旨いことを言ったものだ。日々凶悪な犯罪の報道はなされるが、更生しようとする犯罪者に対する考え方が少し変わったかもしれない。ドラマ化もされているようだ。そちらも是非見てみたい。
2017/11/20
ぱるぷ
★★★☆ 訳ありの人達が住むシェアハウス『プラージュ』途中は意外だったがラストは爽やかでよかった!
2017/07/02
イアン
★★★★★★★★☆☆一風変わったシェアハウスを舞台とした誉田哲也の長編。覚醒剤の使用で執行猶予の身となった貴生は、住み始めたシェアハウスの住人が何らかの秘密を抱えていることに気付くが…。序盤のミステリ要素としては「記者とAは誰なのか」「なぜ記者は執拗に事件を追うのか」とやや地味なのに、視点の切り替えや登場人物の背景を丁寧に描くことにより、結末の意外性と社会派としての問題提起の両立に成功している。過去に娘を殺された老人が言った「前科者の更生・自立は遺族側ではなく、受け入れる社会の側の問題」という言葉が深い。
2021/02/01
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