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アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)

作家
伊坂幸太郎
出版社
幻冬舎
発売日
2017-08-04
ISBN
9784344426313
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アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

6つの作品からなる連作短編集。作者自身の「あとがき」にも、また他の方々の感想にもあるように、やや特殊な成立事情があったためか、伊坂作品には珍しく荒唐無稽さは影を潜め基本的にはリアリズムの範疇で描かれてゆく。もっとも、日本人のヘビー級チャンピオン、ウィンストン小野の設定は、いささか普通を超越してはいるが。しかも、この小野は連作中のあちこちで重要な役割を担っている。また、それ以外の登場人物たちも、あちこちで交錯し、まさに連作としての妙味を発揮する。まさに「繋がり」こそが、この作品集のメイン・テーマなのである。

2018/09/02

短編集ですが登場人物は繋がりがあり最後の話では全員登場し、あの人たちその後どうなったかな?が全てつまびらかになる描き方が上手いです。人生はうまくいかないことがあっても、誰かの助言とか、意外な人との出会いとか、時間の経過や、何かしらの些細な出来事からヒントを得たり劇的に道が開けたり、新たな出会いがあったりするもので、どんな人生も捨てたものではないというのが一貫したテーマのように感じました。『アイネクライネ』『ライトヘビー』『メイクアップ』が好きです。ただし『メイクアップ』に出てくる小久保は嫌いな女でした。

2017/10/15

hitomi.s

とにかく!おもしろかった!もっと、ずっと長く読んでいたかった。人との繋がりが時間を超えて続いていること、それを思い出話に「いま」も話せること。じぶんの日常のなかにもある『斉藤さん』みたいな誰かとの共通項も、かわいらしく愛らしく大事にしたいなと思えました。延々と読んでいたいけど、読み終わっちゃった。

2017/09/06

青乃108号

昔の伊坂幸太郎は、俺の知ってる伊坂幸太郎はこうじゃなかった気がするのだが。はっきり言って軽い。ごちゃごちゃした内容ではあるが、単にごちゃごちゃしているだけでスッキリと腑におちるものがない。多分もう、この作家のものは読まないだろうな。

2021/07/20

うちゅう

6話の短編からなる作品。それぞれ出会いから繋がりになる物語。兄弟から友達、子供まで繋がりさらに時間まで変わり頭が混乱してしまった。伊坂さん得意の繋がり楽しく読ませて頂きました。

2020/07/06

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